思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

『史上最強の人生戦略マニュアル』@「知識」×「行動」=「結果」


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停滞の10年?

 学校を卒業してから十数年。一応会社に勤めてはおりますが、ずーっと行き当たりばったりで仕事をして日々生きてきました。あまり考えず、いろいろと起こる状況にただ「反応して」生きてきました。あとは「あーなったらいいなー」ということを空想したり妄想したりすることは時々あったぐらいです。
 ただ、10年後はこうなっていたいなーという目標?みないなものはあったのですが、それは10年後、20年後は「そんな風になっていたいなー」という願望であり、漠然とした夢みたいなものであったりします。
 その願望や夢に向けて具体的にどう行動していくかといった戦略を立ててコトを進めるというようなことは全くやってきておりませんでした。恐ろしいころに、20代の大半を漫然と過ごしてしまったのです。漫然と過ごした結果どうなったかというと、「何も変わらなかった」ということになりました。そりゃ、状況に反応しているだけだから、日々の生活の流れに身を任せて流れていくだけでは何も変わるわけがありません。

アセリ

 学生の頃より10年も経ったのに何も変わっていないということにアセリを覚えて、ここ1年ほど、仕事スキルを高める本や、勉強本、自己啓発本など読だり、講演会・セミナーに出たり、各種勉強会に参加したりしてきました。前とくらべて少しは「反応的な生き方」ではなくなってきたと思っています。ただ、まだ漫然として具体性に欠ける将来像なので、そこを明確にしていこうと思ったりします。でもそれって、なかなか自分1人ではやろうと思ってもどうすりゃいいのかもわからず、ボーゼンとしてしまいます。

 今年の7月に勝間さんの「人生戦略策定セミナー」に参加し、具体的にどんなことするのかを少しばかりわかってきました。その後、このブログでも書きましたが、自分でもやってみました。そして、絶版になった『ライフストラテジー 人生戦略』を勝間さんが新しく翻訳し『史上最強の人生戦略マニュアル』として出版されました。これを機に再度、人生戦略をしっかり考えて自分の人生の筋道をつくる計画をたてなければと思い、この本を手に取った次第です。

史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル

 冒頭に勝間さんが次のように言われています。

もっとも私が影響受けた本の一つでもある。この本を読んだことで、私も現実に立ち向かうことができ、それから数年間かけて、自分の人生のコントロール権を取り戻すことができた

 勝間さんが「もっとも影響を受けた本」とも言われいます。自由な人は自分の人生をコントロールできていますが、不自由な人は人生を自分以外の何かに突き動かされていて、コントロール不能状態に陥っていることが多いとお思います。

人生の法則

この本では、人生の制御権を取りための「人生の法則」が10個書かれております。

  • 人生の法則1《ものがわかっているか、いないか》
  • 人生の法則2《人生の責任は自分にある》
  • 人生の法則3《人はうまくいくことをする》
  • 人生の法則4《自分が認めていないことは変えられない》
  • 人生の法則5《人生は行動に報いる》
  • 人生の法則6《事実なんてない。あるのは認識だけ》
  • 人生の法則7《人生は管理するもの。癒すものではない》
  • 人生の法則8《私たちは自分の扱い方を人に教えている》
  • 人生の法則9《許しには力がある》
  • 人生の法則10《自分が求めているものを知り、要求する》

この中で、とくに、今のボクにとって、最重要で常に意識していきたい法則について思ったことを書きます。

人生の法則5《人生は行動に報いる》

人々は、あなたの意思には関心がない。人々が興味を持っているのは、あなたの行動だ。

 自分の態度、日常、生活、人生を変えるための第一歩となるのが「行動」です。実際に「ヤル」だけなのですが、思った以上にこれができないことが多いです。なぜなら行動すると、必ずしもプラスの結果になるとは限らないからです。リターンと共にリスクもついてくるのですね。それは間違いであったり、失敗であったりします。ただこれは、小さく早い段階で行動すれば、ローリスク・ローリターンなので、マイナスの結果であっても影響力は少なくすみそうです。そう考えると、やはり小さくても先ずは動いた方が結果的にお得であり確実に先へ進めるはずです。そうすれば少々の「勢い」と少々の「勇気」で行動できると思っています。ということで、今は小刻みにいろいろと行動するようになりました。

私たちは、結果を通じてのみ、変化が本物だと確信できる。

 本当にやったんだなーって人には結果がついてまわりますよね。例えば結果としては、年収が上がった、昇進した、結婚した、試験に受かった等などあると思います(もちろんネガティブな結果もあると思います)。

一週間前よりも今日のほうが100倍多くのことを知っているが、その知識を生かして行動を起こさなければ、成果は一週間前と変わらず、何も知らない時と同じ状態のままだ。知識や意識、洞察や理解は、行動に変えないと何の価値もない。

これがかなりイタイですね。知が100倍になっても、行動が「0倍」なため、結果が「0」ってことですね。まさに「知識」×「行動」=「結果」であり、結果が「0」でなければ、はじめて「価値」として光るわけですね。

引き金を引け、知識を得るだけで終らずに、これまでとは違う何かをするのだ。(中略)何か違うことをはじめれば、行動に弾みがつく

「これまでとは違う何かをするのだ」←ボクとしてはこれが重要キーワードでした。違うことをはじめることよって、行動に弾みがつくというのはたしかに実感できます。付き合う人たちをちょっと変える、読む本をちょっと変える、ルーティンワークを見直してみる等など。一方で、「何かをやめる」ということも、「違う何かをする」に通じると思います。例えばタバコやめる、夜更かしやめる、今の仕事やめる、会社辞める等など。
 ともかく、本で読んだこと、人から学んだことは行動までうつさないと活かせないということは明々白々です。いつまでの観念の遊戯をしているも時間が過ぎていくだけ。残された人生の時間は思ったより少ないかもしれません。であるならば、行動した方が良さそうです。

結局、自分の人生戦略は?

 『史上最強の人生戦略マニュアル』は全て読みました。一気に読み上げて(先ずは一気に読んだ方がこの本をしっかり読めます)、最後に出てくるタクシードライバーの「アンディー」の話がとても印象深く残りました。アンディーは、学も知識も決して高くはないけど「人生の勝利者となったわけです。コレとても大事だと思います。知識量でもなし、学歴でもない、いかに人生を自分がコントロールできているか最重要事ということだと思いました。「全ての知識が身についてから行動しよう」というのではなく、まず今あるもので行動してみて、行動してみて不足なら知識をつけ、またつけた知識で行動する。この繰り返しで進もうと思います。アンディーのような人生の勝利者となるために。