思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

『弱者の戦略』による最強人生論


スポンサードリンク

この本は鹿田さんのブログで紹介されておりました。この本のタイトルを見たとき、ピンときました。「弱者か!!」って。これはボクにとても親近感のあるタイトルだなぁーと。どんな人が書いたのか著者に興味を覚えました。著者の栢野克己さんのこれまので人生が第3章に書いてあるのですが、まあ、とにかく凄まじいです。


弱者の戦略―人生を逆転する「夢・戦略・感謝」の成功法則

弱者の戦略―人生を逆転する「夢・戦略・感謝」の成功法則

最強人生

  • 就職経験6社、3年続かず、最短で9ヶ月。
  • ダメ社員でウツになり退職。
  • 自殺しようとしても、死に切れず。
  • 結婚式2ヶ月前に退職となり婚約破棄。
  • うつ病の通院は5回以上。
  • 父なき実家の母に連帯保証人として1億の負債が覆いかぶさることに。
  • 7〜8ぐらい宗教を遍歴。オウム真理教までいったことがある。
  • 何をやってもダメで新聞配達もやってみるがうまくいかず。


 栢野さんは「七転び八起き」の人生と言われているが、本当にこれはスゴイ。これがボクならどこまで耐えれるだろうか。けっこうヘタレなので、2〜3個経験すると再起不能になる気がする(汗)。逆にこれほどのことに耐えて生き抜いてきたということはかなりの「ツワモノ」ではないかと思う。むしろ強者だからこそこれに耐えれたきもする。耐えてこれたから強者になったのか、強者だったから耐えれたのか・・・そこが難しいところ。


 この地を這うような人生の中で、どうやって起き上がってきたのか。それは師匠である竹田陽一氏と矢頭宣男氏との出会いがきっかけでありました。細かいことは省きますがこの人たちとの出会いがきっかけとなって栢野さんは本を出せるようにまでなりました。人は人に救われ、人を助けるようにできているのかなぁーと。こういった人生を大きく変える師匠と出会うためにいろんなことを経験してきたのかもしれません。人や本の出会いは自分の人生を大きく変える可能性を常にもっていると思います。それにどこまで敏感になれるかですね。漫然と生きているとそれには気づかず過ぎていってしまうのでしょう。

人生に無駄はない。凡人は経験したことで成長する。


とにかく成り上がりというかなんというか、破天荒・波乱万丈の人生そのものです。ここまでくると圧倒されます。ここまでおちても、這い上がってこれるというモデルケースとなり、勇気が出てきます。経験は勇気と行動さえあれば誰にもできます。

弱者の戦略

栢野さんによると人生を成功するための法則があり、それは「夢×戦略×感謝」の要素をバランス良く持つことにあります。

  1. 「夢」    → ヤル気や情熱や天職意識、使命感など。
  2. 「戦略・戦術」→ ビジネス戦略やマーケティング手法や営業方法など。
  3. 「感謝」   → 感謝・感動・感激・許し・掃除など。

自己啓発本には「夢」とか「感謝」などは出てくるけど、「戦略」をしっかり書いている本はあまりないと思います。また戦略というとけっこう生々しい感じを受けます。しかし、

戦略なき努力はムダだ。


と喝破されています。努力が報われ生かすためには戦略を持ち、確実に現実を生き抜かないとならないです(^_^;)。

大事なのは、資本主義社会で生きて行くには、「夢×戦略×感謝」の全部が必要だということ。夢だけでは食えぬ。戦略(+戦術)だけでは疲弊する。感謝だけではカモにされる。「夢×戦略×感謝」のバランスが大事なのだ。


この弱者の戦略を別な言い方をすると、

  「小が大に勝つ戦略」であり、
  「一点集中型の戦略」です。


戦略の内容としては、

  • 接近戦、負けない仕事をする。
  • 強い競争相手がいない商品・地域をまず選ぶ。
  • 大手がやることのまったく逆のことを行う。

という内容で、考え方はとてもシンプルです。戦略が決まればあとはゲリラ戦のごとく強者の手の届かないところで戦いを進め着実に勝利をおさめていきます。

ともかく、弱者だろうが強者だろうがへこたれることのない「最強の人生」としていきたい。

英語弱者の戦略

 この本のタイトルにあやかって、英語弱者のボクにとっての英語戦略を編み出し、それを実践して結果がでたら本でも書きます。もちろんタイトルは『英語弱者の戦略--TOEIC290点からの逆転』(笑)。