思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

『サバイバル・キャリア術』刊行記念講演会@本田直之


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4月3日に本田直之さんの『サバイバル・キャリア術』の刊行記念講演会へ行ってきました。先週のセミナーとも関連している要素が多々ありました。このエントリは4月3日の講演会でのメモをまとめたものです。


第54回 紀伊国屋サザンセミナー
本田式 サバイバル・キャリア術
刊行記念講演会
2009/4/3 19時開演

本田式サバイバル・キャリア術

本田式サバイバル・キャリア術

講演内容メモ

■考え方のクセを変える

  • 「〜が悪い」→外部要因、みな同じ条件
  • 「〜だからできない」→言い訳、思考停止、どうしたらできるか
  • 「忙しい」→思考停止


■今の時代

  1. 会社依存→個人サバイバル
  2. 大企業→個人スキル
  3. 無名個人の時代


■Sence of Urgency

  • 切羽詰まっている感、緊迫感。
  • この感覚を利用する。


■ライフプラン見直し!

  • 給与は下がり続けて当たり前。右肩下がりを前提とする。
  • 生活レベルを上げない「ライフプラン」にする
  • 余剰金が生じても、すべて投資・自己研鑽につかう


■変化適応能力

  • キャリアはいかにしてつくられたか?→予期しない偶然が80%(ジョン・クランボルツ教授:プラント・ハプンスタンスセオリーより)
  • 変化適応能力は鍛えることができる。
  • ドリフトキャリア(必要な波に乗る)。キャリアデザインがありながらもドリフトするようにキャリアを作っていく。


マインドセットを変える

  • 「雇われ型」→「スキル提供型」へ
  • 雇われ型の見分け方
    • 会社の文句をいう
    • 上司の文句をいう


■サバイバルキャリアで重要になってくる2つのキャリア

  1. コーポレートキャリア
    • これは大事。20代、30代前半でつくりあげる。
    • 会社の場を活用する
  2. パーソナルキャリア
    • コーポレートキャリアと同時に必要とする。
    • 意識してつくるキャリア
    • イコール収入ではない。収入を目的としない。付加価値をつけることが目的


■コーポレートキャリア

  1. 市場価値・期待価値に惑わされない
    • 転職バブル(市場価値と期待価値が強く、実態価値が見られていない)。
    • 年収だけを追ってもダメ。実態価値を上げていくこと
  2. お金を払ってでも働きたい会社で働く
    • 20代、30代前半、会社で働くとは投資である。
    • 長期的に見て確実なリターンがあるのは、目先の年収より「学び」。
  3. エージェント5社以上に登録する
    • 自分の実態価値がわかる←エージェントに客観的に見てもらえる。
    • 1社ではNG。医者の付き合いと同じ。
  4. 勝ち馬に乗る
    • うまくいっていないとこでは成果がでない。
    • 伸びている会社・業界で成果を出しやすくなる。
  5. 会社の看板にレバレッジをかける
    • 大いに会社の看板を利用する。
    • カンチガイ(看板の力=自分の力)はダメ。
    • 会社の信用力、ブランド力、資産力、基礎体力がメリット。


■パーソナルキャリア

  • 副業や週末起業ではない。利益を目的としない。
  • コーポレートでの経験を活かす。マルチキャリア(コーポレート×パーソナル)。
  • 自分で見つける。
  • 収入メインにしようとは思わない。タダでやっていく。提供する。発信する。
  • 定年がない。短期ではなく長期で考える
  1. 起業をゴールにしてはいけない
  2. 「本業か副業か」の発想をやめる
    • この分け方が昔の発想である。
  3. ポータブルスキルを究める
    • 語学力、IT知識、お金の知識。
  4. マルチインカム、マルチ人脈を確保する
    • いろんな分野の人脈。会社に依存しなくなる。
    • 雇われ型→スキル提供型へ。
    • 相手の求めるものに応えないと対価は得られない。


■『サバイバビリティ』(survivability:生き残る力)を上げる

  • キャリアを作り上げていくうで重要になってくるもの。
  1. アウェーに行く!
    • 同じ顔ぶれはNG。いままでいったことのない人の集まり。
    • あえて行ってみる。そしてその分野の師匠をつくる。
  2. ストレスを利用する
    • メンタルタフネスを鍛える。
    • 筋トレと同じ→負荷をかけないと強くなれない。
  3. ポジティブ・シンキングでは足りない
  4. アウターからインナーへ
  5. ピアプレッシャー
    • ポジティブに使う。
    • 他人の力を借りる(強制力をつかう)。
    • レコーディングダイエットならぬ、レポーティングダイエット。

最後にサインを頂きました。

■本田さんが講演会の最後に言われたオススメ本

いい仕事ができる人の考え方

いい仕事ができる人の考え方

クラッシュ―絶望を希望に変える瞬間 (幻冬舎文庫)

クラッシュ―絶望を希望に変える瞬間 (幻冬舎文庫)