思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

英語のための英語勉強は続かない。


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電車に乗ってても、カフェに入っても、よくみかけるのが英語を勉強(たぶんね)している人。ひとそれぞれ英語を学ぶ理由は異なると思うけど、TwitterのTLをみていても英語を勉強している人が多くいることがわかる。
 
ボクも英語を勉強しておいた方がいいだろうと思って、自分なりに英語を勉強してきた。
 
が、しかし、長くは続かない。目的が曖昧でゴールがよく見えないからだ。そして英語そのものに魅力を感じない。嫌いでもないけどね。
 
いつ使うかもわからいことを学ぶ気にはなかなかならないのが正直なところ。将来に備えて何かすることにあまり価値を見出していないのでなおさらかも知れない。
 
そして、こんな本と出会った。
 
『大人のための「超手抜き」英語勉強方』水野麻子

8カ国語翻訳者が明かす 大人のための「超手抜き」英語勉強法 (アスコムBOOKS)

8カ国語翻訳者が明かす 大人のための「超手抜き」英語勉強法 (アスコムBOOKS)

 
水野さんは言う。
 
「勉強するための英語」と「使うための英語」は違う
 
と。ボクもいろいろ英語の勉強してきたけど、「勉強するための英語」はどうもダメみたい。
 

「英語をマスターする」のをあきらめて、仕事に関係することや趣味で関心のあることなど、最初は一分野だけに絞り、その分野の英語だけを対象にします。そして、そこから少しずつ外に広げていけばよいのです。広く浅くではなく、「狭く深く」を繰り返します。

 
なるほど。これならボクにも続けれる可能性がありそう。英語を「勉強」している感覚がないのもいい。
  

「絞読」。自分が必要なジャンルに絞って多読する。現実問題として、多くの英文に触れないかぎり、英語を習得することは難しいのですが、ジャンルを絞れば絞るほど、結果的に英語をマスターすることができます。まず自分にとって英語の「どの部分」が必要なのかを見極めることからはじまる。曖昧なまま勉強しても、曖昧な成果しか出ない。

 
自分が必要なジャンルははっきりしている。これならいけそう。ということで、実際に数冊、日本語訳がないけど、とっても読んでみたい本を数冊購入して、読んでおります(汗)。英語学習が長続きしないボクのような方は、こういった方法で英語に触れてみるのもいいかもしれません。
 
また、著者の水野さんは「日本人の英語学習時間は少なすぎる」といいます。あー、やっぱり少ないのか。絶対量ってあるよなぁ。
 

高校までの英語学習時間は1000時間。これは英語圏の1歳児と同じかそれ未満。2歳半のレベルに到達するのでも、1万時間。幼児は大半が聞くですが、日本の中高生は「英語という言語全体」をあいてにして、「読む」「書く」「話す」「聞く」を万遍なくこなすことを求められます。自分では毎日コツコツ量をつんでいるようでも、実際には全体のあちこちから少しずつつまみ食いをしているのと同じなのです。言語の習得は一般的に、生活の中で使う言語が一つに絞られている方が速くなります。

  
「選択」と「集中」なんでしょうね。そこにパワーを注いでいくことが大事なのは、「強み」について研究しているので、よくわかります。
 
かなり今までの学習スタイルを見直すことを強いられる英語勉強本かも知れませんが、英語学習でなかなか成果が出ないと思ったら、この本を読んでみるとヒントが多々みつかるかも知れませんよ。