思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

学術研究で明かされたよりよい人生を送るための思考法<前編>@『Think clearly』


スポンサードリンク

 

『Think clearly』というタイトルから、よくある自己啓発本かと思ったが、

 

「最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」

 

というサブタイトルがついているので、より確証の高そうな内容かもしれないと思い手に取って読んでみた。

 

スイスのベストセラー作家、ロルフ・ドベリが社会心理学行動経済学、臨床心理学、ポジティブ心理学、哲学などから導き出した、「よりよい人生を送るための思考法」を52のテーマで紹介している。

 

 

Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

 

 

 

52章というと、1年はだいたい52週あるので、1週間で一つの章を実践してみて、1年かけて全てをやってみるのも良いかもしれない。

 

個人的に特に良かった内容をこの本より抜粋して、2回に渡って紹介します。

 

 

1.考えるより、行動しよう

 

文章がどんどん書けるようになるための秘訣

 

何を書くかというアイデアは、「考えているとき」にではなく、「書いている最中」に浮かぶということだ。

 

 

 

これ、ホント同感!

 

アタマの中で考えたことを外に出すことで、はっきり見えてくるものがあるからだと思う。まさにThink clearlyだと思う。だらか、それが契機となって、どんどん思考が進んでいく。

 

文章にしてみる、図に書いてみる。それと、人に相談しながら、相談相手に話していくうちに自己解決する人をたまにみかけるので、人に話してみることも同じような効果があるんじゃないかな。

 

 

2.なんでも柔軟に修正しよう

 

重要なのは「スタート」ではなく、「修正技術」のほう

 

よい人生とは「一定の決まった状態を指す」と思っている人が多い。それが間違いなのだ。よい人生とは、「修正を繰り返した後に、初めて手に入れられるもの」なのだから。


早いうちに軌道修正した人は、長い時間をかけて完璧な条件設定をつくりあげ、計画がうまくいくのをいたずらに待ちつづける人より得るものが大きい。

 

 

以前、システム開発の仕事をしていたとき、完成品を顧客に渡すよりも、プロトタイプをはやく作ってしまって、それを顧客に見せながら、修正していった方が、致命的な間違いや、認識のズレ、途中の仕様変更にも対応できることが経験的にわかった。人生もそういうことなんだろうな。

 

 

5.簡単に頼みごとに応じるのはやめよう

 

古代ローマの哲学者、セネカは2000年前にこんなことを書いている。

 

「あなたに何かを頼もうとする人たちはみんな、あなたから時間や自由な意思を奪おうとしているようなものだ」

 

 

相手にそんな意識なくても、結果的にそうなることがあるから、相手の顔色をうかがって、安請け合いするのはやめときたい。 

 

 

7.好ましくない現実こそ受け入れよう

 

「失敗の原因」を突き止めるたび、人生は上向く

 

失敗をして、その失敗の原因を突き止めるごとに、あなたの人生は向上する。失敗の原因がわからなければ、あなたはまた失敗をくり返すことになる。だが、粘り強い分析をして原因を解明しておけば、同じ失敗は避けられるのだ。

 

素直に事実を受け入れて「失敗からの学習」ができたら、次に、今後のために突き止めた「失敗の原因」を取り除く努力をしよう。

 

問題は手に負えなくなるまで放置すべきではない。

 

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
 
 
どうも、こういう気質みたいなところがボクにはありますね。遺伝子的にポジティブ度が日本人の平均よりも高いのですが、それがよくない方向に働くことがありますからね。
 
あとあと、痛い思いをすることがあります。事前に対策しておけばよかったとか、なんでこの問題を放置したままでいたとか。。。。
 
しっかり、分析し、総括して次へ活かしていきたいものです。
 
 
次回へつづく