前回 「第4章 長寿のために今すぐできること6選(1.食べる量を減らせ)」からの続きとなります。
第4章では、長寿遺伝子を動かすために今すぐできることが6種類紹介されていて、こんな感じです。
1.食べる量を減らす
2.アミノ酸を制限する
3.運動をする
4.寒さに身をさらす
5.高温にも身をさらす(サウナ)
6.NotToDo(タバコや化学物質、放射線などを避ける)
今回は、
2.アミノ酸を制限する
から。
まず、アミノ酸ってなんですかね??
アミノ酸を摂取しないと、私たちはかなり短期間で死ぬ。アミノ酸は有機化合物で、人体のあらゆるタンパク質を組み立てる材料だ。アミノ酸(とくに体内でつくり出せない9つの必須アミノ酸)がなければ、細胞は酵素を生成することができない。そしてこの酵素こそが生命に欠かせないものであり、生命活動の源となっている。
どうやら、人のカラダをつくっているタンパク質を組み立てる材料みたいなもののようですね。生命活動に必要な酵素が必要であり、その酵素を作るものがアミノ酸のようですね。
タンパク質とアミノ酸の説明は以下の記事が参考になりました。
カラダをつくり生命活動を維持するには必須であるそんなアミノ酸を制限するってどういうことでしょうか???
タンパク質は米、肉、魚、卵、豆などから摂取できるようですが、
肉類には9つの必須アミノ酸がすべて含まれている。手軽なエネルギー源ではあるが、相当な代償を伴う
と言われています。それはなぜかというと、
動物性に偏った食生活を送っていると、心血管系疾患による死亡率とがんの発症率が共に高まることが数々の研究で報告されている。加工した赤身肉はとくにいけない。ホットドッグやソーセージ、ハムにベーコン。素晴らしく美味であっても、恐ろしく発がん性が高い。そのことは何百という研究で指摘されており、結腸・直腸がん、膵臓がん、前立腺がんとの関連が確認されている
だからなんですね。でも、正直、お肉は好きだし、ホットドッグやソーセージ、ハムやベーコンは美味しいですよ。そればっかりに偏らなければまだいいでしょうかね。
長く健康に生きたいと思うなら、食事はライオンのディナーよりウサギのランチに近づけたほうが断然いい。私たちが動物性タンパク質の代わりにもっと植物性タンパク質を摂れば、全死因死亡率が著しく下がることが複数の研究によって示されている。
個人的感情としては、お肉をまったく食べないってことは現実的ではないので、意識的にウサギのランチにしようと思っておけばいいかなと現時点では思います。
でも、ウサギのランチでもタンパク質ってきちんと摂取できるのでしょうか?
植物性タンパク質からでもすべてのアミノ酸を摂取できる。ただし、同じ重さで比べた場合、植物からでは概して摂り込める量が限られているのが玉にきずだ。
お肉などと比べると、摂取できる量に限りがあるってことですね。でもそれが逆にサバイバル回路を起動するには、良いのかもしれない。
健康で長生きするという観点からすれば、それがかえって幸いする。体内でアミノ酸全般が欠乏していたり、どれか1つのアミノ酸が一時的に不足していたりする状態は、サバイバル回路を作動させるのにちょうどいいストレスになるからだ。
これは、「1.食べる量を減らす」の原理と通じるものがありますね。でもこれなら、毎日そうするというよりも、ベストエフォードとして心掛ける程度の方が現実的にはできそうな気がします。
ただ、
たいていの人は(アミノ酸の)少ないい量でも間違いなく耐えられる。その量を抑えるには、一般に「良質の動物性タンパク質」とされる鶏肉や魚や卵を減らせばいい(ただし、身体がストレスを受けているときや怪我からの回復期を避けて行うのが得策だ)
とあるように、体調がよくないときや怪我しているときは、アミノ酸の制限は避けた方がよさそうですね。健康で調子がよいときにアミノ酸の制限を心掛けていけば良さそうです。
次回は
3.運動をする
です。