前回 「第4章 長寿のために今すぐできること6選(2.アミノ酸を制限する)」からの続きとなります。
第4章では、長寿遺伝子を動かすために今すぐできることが6種類紹介されていて、こんな感じです。
1.食べる量を減らす
2.アミノ酸を制限する
3.運動をする
4.寒さに身をさらす
5.高温にも身をさらす(サウナ)
6.NotToDo(タバコや化学物質、放射線などを避ける)
今回は、
3.運動をする
から。
この『LIFESPAN』によると、運動をする人ほど
テロメアが長い
そうです。
※テロメアについては、以下のサイトが理解しやすいです。
そもそも、運動って健康にも、脳にも心にも良いってよく言われますよね。そう考えるとその延長線上で老化予防にもなりそうなのは、なんとなくわかります。
運動すれば血行は改善する。肺や心臓が健康になるのも事実だし、筋肉が増強されるのも間違いない。
ここでは、なぜそういえるのか、どうやらテロメアと関係がしているようですが、詳しくは『LIFESPAN』の中身を見ていきましょう。
様々な運動習慣をもつ数千人の成人を対象に血液細胞のテロメアを調べた結果、1つの際立った相関関係が認められた。頻繁に運動する人ほど、テロメアが長かったのである。
運動習慣と命の回数券といわれるテロメアの長さには相関関係があることが調査でわかったようです。
ではその因果関係はどうなっているのか?
運動とは、体にストレスを与えることにほかならない。運動をするとNADの濃度が上昇し、それが今度はサバイバルネットワークを作動させる。そのおかげで、エネルギーの産生量が上がり、筋肉は酸素を運ぶ毛細血管をさらに増やすようになる。
長寿関連の物質は、カロリー摂取量にかかわらず運動によって正しい方向に調節される。そして新しい血管をつくらせ、心臓や肺を健康にし、体を丈夫にし、くだんのテロメアを長くするのだ。
これも、間欠断食や、アミノ酸の制限同様、カラダに意図的なストレスを与えることの一つですね。そうすることでサバイバル回路を起動させて、結果的にテロメアを長くするようです。
さらに、その運動には強度がより重要となっているようです。
長寿遺伝子の力を余すところなく発揮させるには、強度は間違いなく大事になる。健康を増進する遺伝子を一番多く活性化したのは
「高強度インターバルトレーニング(HIIT)」
だった。
あまり、運動に詳しくないので、この「高強度インターバルトレーニング」という言葉を初めてしりました。いくつか調べてみたのですが、 以下の記事によると、短時間で有酸素運動と筋トレの効果が同時に得られるようなトレーニングとのこと。これは素晴らしいですね!!
ちなみに、この記事の中で説明されている川田浩志先生の本を、11年ほど前に紹介させていただいておりました。
この「高強度インターバルトレーニング」の具体的な行い方の例として以下の記事がかなり有効そうです。
1日4分であれば、毎日できそうな予感がします!これも習慣化してやっていけそうです。これで、テロメアの伸ばしていきたいです。
次回は
4.寒さに身をさらす
です。