前回 「第4章 長寿のために今すぐできること6選(5.高温にも身をさらす:サウナ)」からの続きとなります。
第4章では、長寿遺伝子を動かすために今すぐできることが6種類紹介されていて、こんな感じです。
1.食べる量を減らす
2.アミノ酸を制限する
3.運動をする
4.寒さに身をさらす
5.高温にも身をさらす(サウナ)
6.NotToDo(タバコや化学物質、放射線などを避ける)
第4章の最後は、
6.NotToDo(タバコや化学物質、放射線などを避ける)
から。
ここでは、「やること」ではなく「やらないこと」で老化予防となることが挙げられています。
その筆頭にくるのがタバコです。
タバコは、これほどエピゲノムに悪いものはそうないといっていい。要するに喫煙とは、有害な化学物質を何千種類も混ぜ合わせて毎日体に取り込むことにほかならない。
喫煙によって生じるDNAの損傷のせいで、DNA修復部隊は激務を強いられる。それが結局はエピゲノムを不安定にし、老化につながっている可能性が高い。
数十年前と比べると、喫煙者の数は減っているのでしょうが、それでも、こんなにタバコがカラダによくないってわかっていながらもタバコを販売しているのが謎です。吸っていない人にまで被害を及ぼすものを放置しているのは理解し難いです。
タバコは独自の税金が取れるから販売OKってことなんでしょうかね。その辺詳しくありませんが、タバコは健康をかなり害するという点で消滅してもらっていいのではないでしょうか。ひと箱500円ぐらいですが、2000円ぐらいにするともっと禁煙する人増えるかな。
つづいては、有害な化学物質。
人や車の数が多い都市部では、ただ息を吸い込むだけでDNAを傷つけるには十分だ。それだけではない。飲み物のボトルやテイクアウト用容器のようなプラスチックにはPCBなどの化学物質が含まれていることが多く、これにも注意したほうがいい(電子レンジで加熱しようものなら、より一層PCBが放出される)。
プラスチック容器は食事のときによく使っているので、これは今後気を付けていきたいです。プラスチック容器に入れて電子レンジであたためるなんてことはよくやっていることです。
ちょっと古い記事ですが、こんなのもありました。
こんなのを読んでいると、プラスチック容器の使い方には気を付けないといけないのはわかりますが、どうしたらいのかまだわからないので、自分自身への課題とします。
また、
有機ハロゲン化合物もゲノムにダメージを与えかねない。溶剤や脱脂剤、農薬や油圧作動液などによく用いられている。
まあ、これはなんとなくカラダに悪そうなのはわかります。
問題なのは次です!飲食物なのでかなり身近で日常的なものです。
私たちがまさに意図的に摂取する飲食物にも、避けられない損傷のもとが数多くある。たとえば、亜硝酸ナトリウムで処理された食品(一部のビール、塩漬けや燻製などの保存処理をした肉のほとんど、とくに加熱したベーコンなど)中には、N-ニトロソ化合物が生成されることがすでに半世紀あまり前に判明している。以来、この化合物が強力な発がん性をもつことが確認されてきた。ニトロソ化合物いんはDNAを切断する力もあるのだ。
ベーコンとかハムなどが該当するのでしょうけど、美味しくて好きな食品だから困りもの。どういったものを避け、選んだ方がいいのか。知識がないと判定は難しですね。
この記事によると、まだまだ研究途上のようです。
また、日本人は摂取量が少ないから、その影響はわずかという意見もあります。
いずれにせよ、加工肉を食べ過ぎるのは避けたいところです。
ついでに、どんな食品にキケンな化合物が入っているのか、以下の記事が参考になりそうです。
最後は、放射線ですね。
放射線も忘れてはいけない。紫外線やX線、ガンマ線や屋内ラドン。こうした自然放射線や人工放射線はどれも、DNAをさらに損傷させて修復部隊を働かせるおそれがある。
日常的には、めったに放射線に関わることはなさそうです。健康診断でレントゲンとるときぐらいでしょうか。
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次回から第5章、
老化を治療する薬
です。