温泉やスーパー銭湯へ行ったら、サウナには必ず入ります。もうそれは最優先事項です。
子どもの頃は、銭湯に別途料金でサウナに入れるというのはありましたけど、お風呂とは違う、熱そうな部屋でおじさんたちが使うものと思っていたぐらいで興味はまったくありませんでした。
いつの頃からか、サウナに入るのが楽しみになりました。家のお風呂ではサウナに入れないですからね。
サウナは70~90℃の熱さという異常空間を体感する場であり、かなりの非日常です。10分いるだけで、汗が滝のようにでてきます。
サウナを体験するとクセになるというか、あれば必ず入るようになるのが不思議ですね。
そんなサウナをより良く入るために、この本を読んでみました。
『レバレッジ・リーディング』の著者である本田直之さんと、「ととのえ親方」として知られる松尾大さんの共著です。
目次
第1章 なぜ、今、サウナなのか?
第2章 ビジネスに効く、サウナの効用
第3章 最大の効果を得る、サウナ入門
第4章 海外のサウナ事情
第5章 経営者たちのサウナ哲学
第6章 サウナはこれから、どこに向かうのか?
巻末特典 今すぐ行きたい! 日本・世界の名サウナ
サウナをより良く入るということを主題にして読んだので、第2章と第3章にフォーカスをあてることにしました。
まずは、第2章からサウナの効用です。サウナには以下のような効用があると紹介されています。大事なのは注意点もしっかり紹介されていることです。
■フィジカル的効用
1 運動後の爽快感、リフレッシュ効果
2 良質な睡眠が得られる
3 ご飯が驚くほど美味しくなる
4 免疫力が高まり、風邪を引きにくくなる
5 心臓病、アルツハイマー病などの健康リスクを低減
■メンタル的効用
1 自律神経が鍛えられ、精神が安定する
2 幸福を感じやすくなる
3 デジタルデトックスとマインドフルネス
■ソーシャル的効用
1 心と体の距離がゼロになる
2 サードプレイスとしてのサウナ
3 サウナでつながるコミュニティの輪
■注意点
1 心臓疾患のある人や体調の悪い人は無理に入らない
2 「めまい=ととのう」ではない!
3 依存症に注意
とくにフィジカル的効用は顕著ですね。温泉に入ったときやサウナに入ったときは、その日の睡眠がかなり良くなります。普段5時間台の睡眠時間が6~7時間になります。そのおかげで起床後はアタマもスッキリです。
そして、この本のメインは第3章です。もう、ここさえ読めば十分かもしれません。
第3章 最大の効果を得る、サウナ入門
・「サウナ→水風呂→外気浴」でワンセット
・むしろ外気浴、すなわち休憩の時間を味わい尽くすためにサウナと水風呂があるといっても過言ではない。
・ご参考までに僕らの時間配分をお伝えすると、
サウナ4:水風呂1:外気浴5
くらいの割合だ。この時間配分からも、サウナのメインはやはり外気浴である、ということがおわかり頂けると思う。
ボクは最初の頃、サウナに入ったあとに温水シャワーで汗を洗い流す感じでしたが、入っている人たちのほとんどが水風呂に入っていたので、ボクもそれを見習って水風呂に入るようになりました。
水風呂には1~2分入って、そのあとまたサウナか、湯舟に入るようなことをしていましたが、この本にあるように、「外気浴」にはあまり意識が向いていませんでした。
たしかに夏場だと、「サウナ→水風呂→外気に触れながら休憩」をやったりすることもありました。
水風呂のあとの休憩のときにくるなんともいえない感覚が、きっと「ととのう」だったのでしょうね。
この「外気浴」はボク的には盲点でした。
■外気浴は心ゆくまで楽しむ
・外気浴とはイスに座ってぼーっとする休憩の時間だ。露天風呂の脇にあるような屋外の休憩スペースでも良いし、そういった場所がなければ脱衣所や屋内のどこか座れるスペースでも良い。
・外気浴ことがサウナのメインだ。サウナで熱い思いをしてきたのも、水風呂で冷たい思いをしてきたのも、すべてはこの外気浴のためである。
これからは外気浴を楽しむつもりでサウナに入ろうと思います。
さらにこんなことも紹介されています。
・フィニッシュのおすすめは水シャワー
・セット数は1~3セット程度
・おすすめ時間は、夕方~7時くらいの「夕食前サウナ」である。サウナに入ると、その後に食べるご飯が美味しくなるからだ。
サウナ・温泉後の食事はほんとうに美味しく感じられます。実際に美味しいのかもいしれませんが、たしかに食事前がよいと思います。
寒い季節です。新型コロナの感染には最大限気をつけながら、サウナを堪能できたらいいですね。