思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

16年後に本を再読する理由@本の味わい方


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一度、読んだ本はそれで終わり?

 

 

もう一度読んでみる?

 

 

何度でも読む?

 

 

それは、本の種類、内容、用途によっても変わってくるし、どれだけその本からインスパイアされ、助けられ、元気をもらい、癒しになったか、によって変わってくる。

 

 

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Image by Peter H from Pixabay

 

 

ここ最近、数回にわたって『4つのエネルギー管理術』についてブログで綴っている。

strengths.hateblo.jp

 

 

この『4つのエネルギー管理術』の出版は2004年9月で、ボクが持っているのは初版本だ。購入してから16年が経ったが、16年も積読していたわけではない。16年前に購入して、すぐにこの本を一気よみした。

 

 

 

その当時、仕事上の問題で悩んでいて、その問題を解決したくて手に取った本だった。ページをめくりながら、「今、抱えている問題の核心をつくような内容で、その解決へつながるヒントが散りばめられている!」と思った。

 

 

だから、マーカーを持って線を引きながら読んだ。めっちゃ自分事として読んだので、読み切るのに1日もかからなかった。

 

 

それをノートにメモして整理しながら、自分用にカスタマイズし、さっそく実際に実践できそうなところはどんどんやってみた。上手くできることもあれば、できないこともあったが、とにかく役にたったことは確かだった。

 

 

そして、その年、友人がこの『4つのエネルギー管理術』本を題材に読書会を開催した。そのとき集った友人たちの感想や意見がまた自分とは違った見方であったり、仕事上のヒントになるようなものであった。

 

 

それから数年が経って、当時勤めていた会社を辞めるか、辞めないかと悩んでいた頃も同じく『4つのエネルギー管理術』を読んで、あらためてエネルギー管理の重要性を確認したりもした。

 

 

その後も、数年おきに、この『4つのエネルギー管理術』を開いて、線をひいたろころや読書メモを見て確認したりする。

 

 

最近、ある友人と読書会をすることとなり、その本が『4つのエネルギー管理術』なのだ。その事前準備として、自分用のメモをまとめたものをブログに書いている。なので、ブログ記事にはボク個人の視点しか入っていない。本は読み手によって価値が変わるので、人それぞれの読み方があると思うし、役立て方も異なるだろう。

 

 

こうやって、1冊の本を何度も読むことはボクにはあるのだけど、あらためて本の再読について考えてみようと思う。

 

 

 

■なぜ本を再読するのか?

 

ボクが再読する最大の理由は、ドはまりした本は、読むタイミングで捉え方が変わることがあり、それが大きな発見になるからだ。

 

人生の経験値が変わっているので、16年前に読んでいても、当時は理解できなかったところや、スルーしていたところが、別の時の読むと輝いて見えることもある。同じ自分自身が読んでいても、人生の経験値がレベルアップした自分が読んでいるので、見方も変わる。

 

場合によっては、とてもハマった本なのに、数年後に読むと、色あせてつまらない本になっていることもある。一方で、10年後、16年後に読んでも輝きを放ち続ける本もある。もちろんこれは同じ本でも、人によって受け止め方は異なり相対的なものだ。

 

ただ、残念なのは、最初、読んだときまったく響かなかった本は、記憶の中から消えてしまい、存在そのものも忘れてしまう。

 

だから10年後にその本に出会っていたら、その本の本当の価値がわかったかもしれない。だから、本は出会うタイミングも重要だ。

 

 

 

■本を再読する効果は?

 

2度、3度と読むことで、読み落としや、漫然として読んでいたところが、よく見えてくる。とにかく、内容がよりクリアになり、自分の中に取り入れやすくなるのだ。

 

また、本を再び味わえるのはとてもお得感もあるし、やらなければ、読み落としたままなので、損をしていたかもしれない。

 

再読は全てを再読してもいいし、部分的に再読してもいいと思う。一度しっかり読んだ本なら、部分的にみるだけで十分得ることがある。

 

 

 

■どんな本を再読するのか?

 

おススメは、1度読んで、感銘を受けた本だ。つまり、線をひきまくり、付箋をはったりて、読書メモを書いたりした本だ。こういう本って最初に読んだ直後は、「この本のことは誰にも教えたくない」という心の狭い自分と出会ってしまうぐらいだ。

 

その次は、名著と言われるものや、知の豪傑たちやロールモデルがおすすめする本は、最初、読んだときに、よくわからなくて挫折した本も、数年ほど、時間をおいてどこかのタイミングで再読すると、かなり響いたり、よく理解できたりすることもある。場合によっては人生を変えるほどの出来事になるかもしれない。

 

ジャンルは小説でもビジネス系、実用書、マンガなんでもよいと思う。

 

 

 

■おわりに

 

今も、『4つのエネルギー管理術』を精読中だ。この本は部分再読も含めると10回以上は読んでいる。だが、今回の精読も、いろいろと新たな発見がある。

 

そして、16年も前の本なので、さすがに情報が古くて、アップデートが必要なところもある

 

いろいろな判断をしながら読んでいくと、その本はまた蘇り、ボクの人生を豊にしてくれるし、助けてくれる。

 

それをこうやってブログで書くことで、自分の読書メモを整理できる。そして、それがどこかの誰かに役にたてるかもしれないし、その本とその人を結びつけることができるかもしれない。

 

そんなことを思いながら、また今日も、明日も本を読み、メモをとり、ブログに書く。