思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

ITエンジニアへ転職するには?(なんちゃってSE復帰10)@人生の棚卸し


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21世紀最初の年、2001年。

ボクは2回目の転職の渦中にいた。

 

ボクはそのとき、転職した2社目に在籍していて、通勤環境、人間関係も最高に恵まれ、過敏性腸症候群IBS)の症状もほぼなくなっていた。

 

ただ、当初はPCインストラクターの仕事だったはずが、その仕事はなくなり、システム開発部に異動願いをした。結果的に営業部に異動となり、ボクの意には合わない仕事をすることになり、モヤモヤした気分であった。

 

そして、このままでは自分のキャリアを主体的につくることはできないと思い、再びITエンジニア分野の仕事ができる会社へ転職をしようかと決めた。ここまでが前回の記事で記したことだ。 

strengths.hateblo.jp

 

 

■再び転職先を探す

 

やはり、ボクがそのとき自分のキャリアとし作り上げていきたかったのが、ITエンジニアとしてのキャリアだった。だから、営業部で営業の仕事をすることに魅力もなければ、好きにも得意にもなれなかった。

 

ここの会社に転職してちょうど1年。このままでは無駄に時間を過ごしてしまうという焦りもあり、再び転職することを決めた。

 

 

 

■新聞の「折込求人広告」から探す

 

前回転職したときと同様に、自宅から近場、つまり通勤30分ぐらいのところで行ける会社に転職をするためにも、新聞の「折込求人広告」でシステム開発の求人募集を探した。

 

そのころは、業界的にも人手不足だったのか、1枚の「折込求人広告」に2~3件はシステム開発の求人が掲載されいてた。「未経験歓迎」という求人もあったから、とにかく当時のあの業界は慢性的な人手不足だったのだろう。

 

未経験でも手っ取り早く、ITエンジニアの仕事をしたければ、最初は地獄のような大変さを味わう可能性もあるが、とにかく、どこかへ入って現実を身をもって知り、実績を作ることが大事だ。

 

リクナビとかの有名転職サイトなど使わなくても、ハローワークや、地域密着型の求人サイトもあるので、そういうところの方がより現実的にITの仕事につける可能性は高くなる。ブラックの可能性もあるが、業界未経験であるならば、それぐらいの覚悟は必要だと思う。

 

 

■こんな会社に入りたい

 

ボクが考えていたキャリアは、とても単純だった。それは、プログラミング経験を積めて、システム設計ができるようなシステムエンジニアとなり、ゆくゆくはプロジェクトマネジャになりプロジェクトマネジメントをできるようになりたいなぁ、、、と考えていた。

 

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Image by Gerd Altmann from Pixabay

 

だから、まず第一に「プログラミング経験を積める」ことが必須条件だ。そして、プログラムといってもCOBOLC言語といったレガシ―な言語ではなく、JavaC++といったった当時流行っていた言語での経験を積めるところを希望していた。

 

 

■採用面接を受ける

 

さっそく、その条件に該当する会社を探した。全部で4社に電話して、1社は電話の時点で、C++の経験がないとNGということで面接まで至らず。残りの3社は面接を受けさせてもらえた。

 

A社:Javaの経験必須。Javaの勉強経験でも可。職場は自宅から電車を使って30分ほど。月給は22万から。従業員200名くらい。

 

B社:プログラミング経験が少しでもあれよい。Javaの案件は少ししかないが、COBOL案件が多い。通勤時間は電車で40分ほど。月給は23万から。従業員50名ほど。

 

C社:Javaではなく、HTMLとJavaScriptを使う。WEBサイトの構築がメイン。ただ、研修ではJava言語を使う。通勤時間は電車・徒歩で30分以内。月給は20万から。従業員10名もいない。

 

 

■採用面接の結果

 

A社:Javaの経験があるといいが、COBOLのプログラミング経験も乏しいということ結果的にNG。

 

B社:プログラミング経験が少しでもあれよい。ただ、COBOLがわかるのであれば、COBOL案件があるので、まずはCOBOL案件からはじめるということで採用となった。

 

C社:Javaではなく、HTMLとJavaScriptなんだけど、プログラムの基本はどの言語も同じだからってことで、COBOL経験しかないけど採用となった。

 

ということで、B社、C社から採用通知を頂いた。どちらにしようか迷ったが、やはりCOBOLは避けて、次の言語へ進みたいという点を考えて、C社に決めた。

 

 

■そして、退職へ

 

次の会社はC社に決めたので、さっそく、社長に退職することを伝えた。割とあっさりと受理された。そのとき社長から「お前はプログラムは向いていないけどな」と言われ、なんだか嫌な気分になったのを覚えている。

 

採用が決まったC社の社長には、勤務している会社の退職するまで待ってもらい、翌月からの採用ということでお願いした。

 

そのときいた会社は、通勤環境が良く、職場の同僚、上司にも恵まれていたので、それが無くなってしまうのは残念であった。

 

しかし、当時はボクもまだ20代半ば。前へ前へと進もうとする気持ちとエネルギーが満ちていたのもあって、より自分の思い描くキャリアが実現できることろへ行くことは正しい選択と考えていたので、後悔は全くなかった。

 

後ろは振り返らず、システムエンジニアの道を猛然と前進あるのみ!