投稿日:2021年2月23日
企画を考えたり。問題対処方法を考えたり、様々な仕事上の課題を考えなければならないことありますよね。
しかし、ぜんぜん頭が働かない……。考えようとしても何も出てこない……。そんなときどうすればいいのか?
「日光をあびる」、「運動をする」、「パズルゲームをやってみる」といったアタマを動かす方法は世の中にたくさん出回っています。
ただ、どれが自分に合っているのか?
いろいろ試して、自分に適した対処方法を作っておくと時間効率も精神的にも良いです。
ボクの場合、『4つのエネルギー管理術』第6章「頭脳のエネルギー」からそのヒントを得ています。
アタマを最適に動かすためには「頭脳のエネルギー」が十分にあって、そのエネルギーを最適に持っていくために重要で、そのために、
「頭脳の準備」「視覚化」「自分に対する前向きな語りかけ」「効果的な時間管理」「創造性」といった、頭脳の「筋肉」の働き
が肝心だと記されています。
「脳の筋肉」を強化することで「頭脳のエネルギー」容量を増やすことが可能となり、様々な思考を持つことができ、創造性をより発揮することができると説明されています。
これはあくまで、「脳の筋肉」を鍛えるために必要な要素であって、いざ、頭が動かないときに実際のところ、どうすればいいのか?
色々やり方はあると思いますが、ボクが実際にやってみて効果があると実感した「とにかく動く」、「水分補給」、「無理やりとりかかる」の3つを紹介します。
■前提としてやるべきこと
『4つのエネルギー管理術』では「身体・情動・頭脳・精神」の4つのエネルギーを充足することで、パフォーマンスが発揮されと説明しています。
そして、この「頭脳の頭脳のエネルギー」が適切に働くためには、そのインフラともいえる「肉体のエネルギー」と「情動のエネルギー」が上手く機能していることが前提となるのです。
だから、「頭が働かない」以前に、「体調がよくない」、「気分が落ち込んでいる」といったような状態の場合は、「肉体のエネルギー」と「情動のエネルギー」を充足させることが先決です。
※「肉体のエネルギー」を充足させるにはこちらをどうぞ。
※「情動のエネルギー」を充足させるためにはこちらをどうぞ。
「肉体のエネルギー」「情動のエネルギー」を十分満たしているのに、頭が働かないとき、どうすればよいのか。
そこで必要となるのが「頭脳のエネルギー」管理なのです。頭が働くために、必要なことがあると『4つのエネルギー管理術』では言われています。
■頭が働くために必要なこと
頭が働くためには、次のことが必要と『4つのエネルギー管理術』では言われています。
・「現実的な楽観主義」を持つ
・「頭脳の筋肉」をほぐす
ということです。
つまり、「物事を前向きにとらえるけど、ネガティブな要素も踏まえて現実的に考える」という姿勢をもち、さらに「これしか考えれない!」「その考えはありえない」といったような硬直したアタマの筋肉を柔らかくしようってことですね。
このことが、「頭脳のエネルギー」の容量を大きくするためには必要なことだと言われています。
また、
頭脳の「筋肉」が弱い場合は――注意力がごく短い時間しか持続しない、前途を悲観しすぎる、考え方が堅すぎる、視野が狭すぎるなど――計画的にトレーニングをおこなうことで、「筋肉」を増強していくことが必要となる
と、あるように、この筋肉はトレーニング可能なので、日常的に「頭脳の筋トレ」を行うのも良いですね。
■実際にやっている「頭脳の筋トレ」
では、ボクが日常的にやっている「頭脳の筋トレ」を3つ紹介します。
1.数学の問題を解く
2.英文を読む
3.得た知識や情報をアウトプットする
1.数学の問題を解く
これは、ゲーム感覚で出きて、難易度も易しいものから超絶難しいものもあるので、おススメです。「自分にとってちょっと難しい」というレベルの問題を解くことがポイントです。
あくまでも「問題を解く」ことが基本です。解説を見たり、読んだりするのは参考程度です。市販の小学校、中学校、高校用の問題集・参考書が使いやすいです。ボクはだいたい10~15分くらいを目安に筋トレしています。
2.英文を読む
これも、「自分にとってちょっと難しい」と思える英文を読むのが良いですね。レベル別英文問題集や英検〇級とか、レベル別になっている英語読解用の教材がよいかと思います。ボクは時間にして10~20分以内で読める英文を使っています。
3.得た知識や情報をアウトプットする
これが一番強度のあるトレーニングです。本などで得た知識や情報をアウトプットするのはブログやSNSでもよいですが、やはり友人や家族に直接、口頭で伝えることが良いですね。かなりの筋トレになると思います。
毎日全てをやっているわけではないですが、最低どれか一つはやっています。そしてこれらの筋トレをやったあとは、何も考えない時間を持つようにしています。エネルギーの回復、つまり休息が必要ですから。
■頭が働かないときのおススメ3行動
ここまで述べたことは、「頭脳のエネルギー」を増強させるための方法でした。しかし、実際の場面で、頭が働かないとき、どうすれば働かせることができるのでしょうか?
それは人それぞれ異なるので、やはりこれも自分なりの最適行動を作っておく必要があります。ここは、脳科学の本やポジティブ心理学の本からヒントを得て、ボクがやってみたススメ3行動をご紹介します。
1.「とにかく動く」
2.「水分補給」
3.「無理やりとりかかる」
1.とにかく動く
これは即効性がありますね。実際にカラダを動かすことです。外で歩いてきたり、洗濯や、掃除をしたり、カラダを動かすことによって五感を使って脳を動かすことうことです。とにかく頭が回転するまで動きまわります。
2.水分補給
カラダのことを考えると水が一番よいです。500mlペットボトル1/3ぐらいの水を一気に飲むのと気分がリセットされます。
ボクは水だけでなく、コーヒーを淹れることで、コーヒーをドリップすることに集中して、それで脳を動かす儀式になっていて、さらにカフェインで刺激することもやっています。やる過ぎるとカフェインの取り過ぎになるので注意が必要です。
3.むりやりとりかかる
とにかく課題にとりかかることです。なんでもいいのでスタートさせてしまった方がいいです。「作業興奮」という考え方があるぐらいなので、「何もしない」のではなく、とにかくとりかかるのです。何か作業をしているうちにエンジンが温まってきて思考がまわりはじめます。
■まとめ
頭を働かせるためには、「肉体のエネルギー」、「情動のエネルギー」を十分に補給していることが前提となる。
そのうえで、
最大限の実力を発揮するために必要な頭脳の「筋肉」が足りたないときは、自分にとって快適な範囲を超えて働かせ、そのあとで回復をはかることによって計画的に鍛えていく
必要がある。
ここまでが「頭脳のエネルギー」増強のためにやるべきこと。そして、実際の場面では、人それぞれの最適行動を事前につくっておくことが必要です。
------------------------
■『4つのエネルギー管理術』のまとめはこちらをどうぞ