投稿日:2021年3月3日
コロナ過で犬や猫といったペットを飼う人が増え、また同時に飼育放棄も増加したということを友人から聞いた。
ペットを飼うということは、「良かったこと」だけではなく、「大変なこと」もあることを忘れてはいけません。
ボクも40歳を超えてからワンコを飼うようになり、4年ほどたったのでいろんことがわかってきた。ワンコを飼って「良かったこと」と「大変だったこと」をそれぞれ3点あげてみようと思う。
ワンコを飼って「良かったこと」はいろいろあるけど、特に3つをあげると、
1.最強の癒しと励ましを得た
2.運動不足解消
3.新しい家族ができた
さらに、「大変だったこと」もかなりあるけど、特に次の3つが大変。
1.トイレを覚えさせる
2.誤飲・誤食
3.いいたいことがわからない
犬を飼うということは、特に「大変なこと」の側面を忘れてはならない。それでは次にそれぞれを詳しく見ていきましょう。
■なぜワンコを飼うことになったのか?
40歳を過ぎて、ボクたちには子どもがいなかった。夫婦二人の家族ということもあり、どこかでワンコがいる生活を夢想していた。また、ボクらが子どものとき家で犬を飼っていたということもあり、ワンコが好きだった。
ボク自身もお客さんのご自宅へ行くことがよくあり、ワンコを飼われているところが多かった。時々、遊んであげたりすると、心がほぐされていくようなカタルシスにも似たような気持ちになれた。
そして、お試しでワンコを何度かレンタルしていくうちに、ワンコを家で飼うという感覚がわかってきて、実際にワンコを飼うことにした。
■よかったことベスト3
ワンコを飼うことでよかったことは多々あります。その中でも特に良かったことを3つあげます。
1.最強の癒しと励ましを得た
うちのワンコは生後2か月強で我が家にやってきた。とにかく可愛い。小さくコロコロしていて、まるで生きたぬいぐるみ。見ているだけで目元が緩んでしまう。
あっという間にカラダは成長するけど、中身は「永遠の3歳児」。いつもボクらを見続けて、純真無垢そものもで近寄ってくる。
ボクらの気持ちもわかるようで、腹痛で痛そうにしていると、心配そうな表情をしてぺろぺろと舐めてくる。仲間をいたわることができるのだ。
また、仕事でストレスを嫌なことがあって帰宅したときには、全身全霊でお迎えをしてくれる。嫌なことが一気に吹き飛び、癒しを得ることができるのだ。ワンコの嬉しそうな表情をみていると、こちらまでポジティブな気分になれて「元気にしなよ」って、励まされた感じがする。
2.運動不足解消
ワンコに散歩は欠かせない。うちでは最低でも午前と午後の2回散歩へ行く。1回あたりだいたい20分は歩く。ボクと妻交互で行ってくる。おかげで、毎日しっかり歩くようになった。
コロナ過では、特によく歩くようになった。お休みの日は市内を徒歩で2~3時間歩いたりもして、いつもはクルマで通り過ぎていたところに思わぬお店を発見したり、ワンコと散歩することで、いろんな発見ができた。
遠出するときもワンコが行けるところが中心となるので、これまたよく歩く。基本的に外が多くなるので、ほどよい有酸素運動ができる。
3.新しい家族ができた
先に書いた通り、ボクらには子どもがいない。ワンコを飼って、それが子ども替わりになるかといえば、なるともいえるし、そうでないのかもしれない。
ただ、家の中で飼っていていつも一緒にいるから、本当に家族のようだ。だから、ワンコOKのお店へいったときに、「2名様ですか?」ときかれたら、「いいえ、3名です」と答えたくなる。
ボクら夫婦二人が一緒にいることには必ずついてくる。最初はケージの中で寝させていたが、トイレも大丈夫になり、3人で一緒に寝ている。もはや、自分の子どもである。
■大変だったことベスト3
犬を家で飼うということは、そんなに単純なことではない。ペットショップではワンコを飼ったときのポジティブなイメージばかり思い浮かべているかもしれないが、現実はそればかりではない。むしろ、この大変でキツイことも知っておかねばならない。
1.トイレを覚えさせる
まずは、家の中で飼うときの最初の関門はこれに違いない。最初はどこでもウンチ、どこでもオシッコからはじまる。ベッドの上でウンチをされて、それで遊んでいたのを発見したときには、もう、めまいがした。
ワンコの飼い方本を読んで、トイレトレーニングして、ちゃんとできてたときには拍手して喜んだ。それでも、高確率でトイレの場所で確実にできるようなるまでには、1か月以上はかかった。
4年経った今では家の中ではトイレ以外では用を足さなくった。
2.誤飲・誤食
うちのワンコはクンクンペロリをよくする。床に何か落ちていると、クンクンしてペロリ。糸くずや髪の毛まで掃除機のごとく吸い込んで食べてしまう。
また、ワンコにとっては食べさせない方がよいもの(チョコレートなど)を食べてしまうことある。
一度、どこからか見つけてきたカイロでかじって遊んでいて、袋がやぶけて中身をちょっと食べてしまったようで大変であった。そのあとは嘔吐と下痢が続く……。
とくに、お散歩中の誤食はぞっとする。クンクンしているから、オシッコでもするのかとみていたら、謎の食べ物?をパクっとしてしまうのだ。これは本当に気を付けなければ。
3.犬の言いたことがわからない
どうやらワンコにはこちらの言葉はある程度通じているようだ。「おやつ」「お散歩」「といれ」「お留守番」という言葉を伝えると、反応がそれぞれ異なるからだ。
ただ、その逆に、ワンコが苦しそうなときは、何が苦しいのかわからないし、わんわん吠えているときは、水が欲しいのか、トイレにいきたいのか、何に吠えているのかよくわからないこともある。
特に、病気のときは、症状がどうなのかを言って欲しいけど、何も言葉を発することはできない。ただただ、具合が悪そうなだけだ。
これ以外にも、躾けも必要だし、保険や予防接種、病院、トリミング、ごはん・おやつ代金などお金はそれなりにかかる。
■気を付けるべきこと
ここからは、ワンコを飼うときに気を付けることを挙げてみよう。
まずは、「病気・けが・誤飲誤食」の時は、病院へ連れていくこと。放っておくと命にかかわることだってある。
次に、ワンコがキライな人もいることを忘れてはならない。ヒトが大好きなワンコも多いので、人をみるとすぐにそばに駆け寄ってしまう。でも犬嫌いの人である可能性もあるから、そこは気を付けなければならない。
ワンコは夏場は暑さに強くないから、うちの中で飼うならば、エアコンは24時間つけっぱなしになる。まあ、思っていたほど電気代はかからない。
そして、人間ほど長くは生きられない。長くても15~20年。多くは、看取る側になってしまう。そのときの悲しみは、まだ想像もできないいし、したくない。ツライだろうなぁ。
■最後に
大変なこともかなりあるけど、やっぱりワンコを家族として迎え入れて本当によかった。
幸福感を感じさえてくれる。もやは菩薩のような存在だ。よく「犬畜生」なんて言葉があるが、そんなのは人間の一方的な偏った考え方だ。
太古の昔から犬とは仲間として一緒に生きてきたのだ。家族は当然のことながら、ボクらにツライときには癒しを、頑張らねばならないときには励ましをくれる菩薩犬なのだ。
そろそろ、今日もこれから散歩へ行ってきます!
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