投稿日:2021年2月22日
ボクは本を読むことが好きなのですが、小説というジャンルはあまり読んできませんでした。
10年ほど前、参加者がお互いに本を紹介しあう読書会に参加したとき、『ペンギン・ハイウェイ』という小説の紹介をしている人がいました。その紹介内容が面白くて『ペンギン・ハイウェイ』をモーレツに読んでみたくなったのです。
その人が紹介してくれた『ペンギン・ハイウェイ』をその日のうちに本屋さんで購入しました。この小説は確かに面白くて一気に読み進めて読了しました。
その後も「何か面白そうな小説はないかな?」と思っていたところ、友人から「本屋大賞」でノミネートされている本を読んでみるといいよってススメられたのです。
そこで、さっそく「本屋大賞」の本を片っ端から読んでみることにしました。2004年の第1回がスタートしているので、そこから読みはじめました。
また、同時に、自分の専門としている分野の本や、ビジネス書全般もあわせて読んでいたので、割と同時並行で小説を読んでいました。
そうすると、ビジネス書A→専門書→小説→ビジネス書A→ビジネス書B→小説・・・といった感じで読んでいると、小説を読むことを再開したとき、登場人物の名前がすっぽりと抜けてしまっているんですよね。だからとりあえず読み進めていくうちに思い出せるかなーって具合で読んでいました。なんかこれって面白さが半減してしまいますね。
■登場人物の名前を覚えられない
そういのもあって、小説はなるべく一気に読み進めるようにしました。それでも、時々やたらと登場人物が出てくる小説ありますよね。
物語の途中で唐突に出てきた人が、実は冒頭で既に出ている人だったり。ヒトだと思っていたら猫だったり。そもそもボクは人の名前を覚えることが苦手なのに、顔もみえない小説の登場人物の名前だった憶えれるわけがありません。
■覚えられなければ、「メモ」してしまえ!
ある小説を読んでいたとき、最初の方に主要な人物の一覧があらかじめ書いてある小説がありました。どの小説にもこれがあれば、わからなくなったらそのページを開いて確認しれば、物語の登場人物が誰?でつまづくことはなくなるなーって思いました。
そこで、あるときから、自分で登場人物の一覧をつくってしまえばいいのだと思って、登場人物をメモしながら読むようになりました。
ボクの内部記憶装置に頼らず、メモという外部記憶装置を使うのです。
これだと、小説の途中に、他のビジネス書や、別の小説を挟み込んでも、またその小説に戻ってきたとき、その「メモ」をみてスムーズに物語に戻れるのです。
では、ボクのメモの取り方を以下に記します。
■メモのとり方
1.メモパッドを用意する
・本に貼れるので「ポストイット」(75×75mm)がよい。
・本のサイズにおさまるような↓ぐらいのものがおススメ。
2.出てきたらとにかく名前を書く
・登場人物が出てきたら、どんどん書き連ねる。
・登場人物の特徴なども書いておく。
・一人称でもとりあえず書いておく。途中で誰かわかることもある。
3.メモは自分さえわかればいいので記号で絵でもいい
・誰かに見せるためのものではないので、自分さえわかればいい。あまりにも雑に殴り書きしすぎると、自分ですらわからなくなることがあるのでご注意を。
・小さなマインドマップで整理するのもよいかも。実際にやっている人もいたし。
・ボクは絵は上手くかけないからやっていないけど、絵でイメージ化しても良いかもしれない。
4.ごちゃごちゃしてきたら途中で整理する
・読み進めていくうちに人間関係の相関がみえてくる。必要に応じて整理すると、人間関係の見通しがよくなる。
・登場人物が多すぎると、1枚で収まりきらなくなることがあるので2枚、3枚と増やしていく。あまりためらわず増やした方がいい。変に考えるのは時間のムダ。
・無理に整理する必要はない。
と、こんな具合でメモに取りながら小説を読むことにしています。このメモを取るようになってから、小説を読むことがますます楽しくなりました。
■メモを取ることのメリット・デメリット
<メリット>
・しっかり覚えなくてもいいので、物語がスムーズにすすむ。
・人間関係が俯瞰できるのでスッキリ。
・ミステリーモノは、関係図をつくりながら「誰が犯人か?」予想できる。
<デメリット>
・電車の中で読んでいるときは、メモが難しい。
・そもそもメモとるのが面倒。
・メモと取ることで、すこし中断するので読むことに集中できない。
■まとめ
小説でも短編ものはメモとりません。一冊まるごとの小説には100%これを使って読んでいます。小説の登場人物の名前が覚えられなくて、アタマの中ごちゃごちゃになってしまう人にはおススメです。ぜひお試しあれ。
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