思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

10年以上たっても良い本3選@本の棚卸し


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投稿日:2021年3月4日

 

3月に入ってからも読みたい本はいろいろあり、読まなければならない本もある。当然のことながら新しい本を購入すると、本棚が本であふれてしまう。

 

なので、2~3ヵ月に一度「本の棚卸し」をして、本棚から本を何冊か追い出している。そんなことを年に数回やってるのだが、10年以上たっても、本棚から追い出されない本がある。

 

それらの本をあらためて手にとってみてみると、やっぱりいい本なんですよね。ということで、今回は10年以上たっても良い本だなーって思った本を3冊ご紹介します。

 

 

1.『ウェブ時代をゆく』梅田望夫

2.『ブランド人になれ!』トム・ピーターズ

3.『プロフェッショナルの条件』P・F・ドラッカー

 

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1.『ウェブ時代をゆく』梅田望夫 

  梅田望夫著『ウェブ進化論』の続編となる本。「WEBの可能性を見いだし、WEBを中心とした社会の到来で社会はどうなってくのか?」そして、そんな時代を「いかに働き」、「いかに学ぶ」がこの本のテーマだ。

 

十数年前、ボク自身がまさにWEBサイト構築の最前線で仕事をしていたので、テーマとしてもぴったりであった。

 

この本で、ボクにとって興味深かったのは、「WEB社会のこれから」ではなく、WEBとういインフラが整うことで「学習の高速道路」が構築され、その先では既存の知識・情報の「大渋滞」が待ち構えているということだ。

 

そんな整備された高速道路で進むよりも、誰も通ったことのない「けものみち」を行くことを勧められていた。

 

「けものみち」をゆくための水先案内人として、部分的なロールモデルを複数人みたててすすみゆく「ロールモデル思考法」が興味深かった。

 

これからの混沌とした情報社会で生きていく上で、今でもこの「けものみち」と「ロールモデル思考法」はとても有効だと思う。

 

 

 

 

2.『ブランド人になれ!』トム・ピーターズ

「雇われの会社人をやめて、人々の記憶に長く残る仕事をするブランド人になろう」というテーマ。これは「フリーランス・独立のススメ」の要素もあるのだが、会社勤めの人にも励ましをくれる本だ。

 

仕事で自信がなくなりそうになったり、くじけそうになりそうなときにこの本を読むと元気になれた。著者のトム・ピーターの熱い言葉がボクを奮い立たせてくれるのだ。

 

ブランド人として生きるなら、人生とは、稼業にほかならない。仕事を取るのは難しい。死にたくなるほど難しい(私はいつも七転八倒する)。だが、やらなければならないのだ。

 

晴れて自由の身になって、泣くヤツがあるか

 

と、こんな感じで。

 

十数年前に読んでも、今読んでも、励まされるのである。 

 

 

 

 

3.『プロフェッショナルの条件』P・F・ドラッカー

経営や組織論の著作が多い「ドラッカー」。その中でも、この本は企業の戦略やマネジメントではなく「個人の生き方、働き方」が中心となっている。

 

この本の中に「自らの強みを知る」という項目があり、そこを読んで「強み」を伸ばすことが仕事で価値を生み出すためにも必須であることを学んだ。

 

知識社会で、知識労働者として生きていくと、これまで存在しなかった多様な問題に対処しなければならない。そのためには「強み」を活かすことが肝要だという。

 

何ごとかを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、とうていできない。

 

自分の「強み」を知ることで、自分がどこで活躍でき、何で輝けるのか、どんな価値を生み出せるのか。そのことを気づかせてくれる本であった。

 

ドラッカー先生の本は、部分的であったとしても読んでいると、アタマの中が整理されて、明確になって、前へ進もうとする気に満ちてくる。

 

 

 

■終わりに

 

これらはすべて、ボクが十数年前に、WEBサイト構築が主要業務の会社で働いていたころに読んだ本です。

 

十数年に渡って、励ましや迷いを払拭してくれる本もあれば、状況的にそぐわなくなったり、情報が古くなった本は、かえって負の価値を生み出すこともあるので、本棚から退場してもらうことにしている。

  

今回も何冊か本棚から退場して頂きました。「これまでありがとうございました」と感謝を込めて。

 

みなさんの本棚には、「棚卸しされても残り続けている本」ってどんなのがありますか?