思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

ブランド人=営業マン@トム・ピーターズ『ブランド人になれ!』から学ぶ


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最近、営業の仕事もやるようになってから、以前はスルーしていた営業に関する内容が身に沁みてわかるようになってきた。「『ブランド人になれ!』から学ぶ」の最後は営業について。この本からの学びはホントに多い。
 

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

 
転職したエグゼクティブの話として、こんな引用がある。

生活の糧を得るというのは、自分を売ることだ。頭ではわかっていたが、骨身に沁みてそれがわかったのは、安定した収入を絶たれ、職を求めては不採用通知をもらう苦しみを味わってからだった。自分を未完成の商品のように考え、自分の一番の強みが何であるかを考え、それを市場で売ることは、人間としてまっとうなことだ。
(スーザン・グールド他『フリーエージェント』)

つまり「売らなければ、生きていけない」ということであり、それは生きていく上で当然のこと。たしかに頭でわかっていても、雇われているときはそれが身に沁みてわかるということはなかった。雇用されない働き方を選択することで、否応無しに「売る」ということを考え、それを意識した行動をとる。
  
  

■ブランド人=営業マン

あなたは営業ができるか。商談ができるか。ひとが取ってきた仕事をやるのが雇われ人、自力で仕事を取ってくるのがブランド人だ。
 
ブランド人として生きるなら、人生とは、稼業に他ならない。仕事を取るのは難しい。死にたくなるほど難しい(私はいつも七転八倒する)。
 
だが、やらなければならないのだ。

最初(2年ほど前)ここを読んだときはピンとこなかったが、自分で物事をするめるようになってきてやっとここがわかるようになってきた。自分で仕事を取ってくるのってけっこう大変。トム・ピーターズも七転八倒するぐらいだし(笑)。たしかに、生きていくこと=「人生」というのは稼業なのだと思う。大方の人にとって。あとは会社の力をかりながら仕事をとってくる人もいれば、個人「軸」で仕事をとってくる人もいる。それぞれのスタイルは好みによるのだろう。ボク個人の場合は、今の時点においては個人「軸」がスタイルにあっていると思っている。そこに前回書いたコミュニティーの要素を加味すると、チームスポーツとなり個人の限界を突破できる。

■ブランド人の生き方

自由という価値観を重視して、働き方を模索していろいろと進めてきた。ボクは臆病なので、少しずついろんなことを変えていくのだが、雇用の自由というのが一番、時間がかかりそうだ。まずは意識を変えて、そこかポスト雇用世界へと緩やかにシフトしていく。自分を強制的に追い込まないと出来ないこともある。ぬるま湯はいつまでもぬるくない。そのうち冷たくなる。ぬるま湯からさっさと出る方がいいに決まっている。ボクの場合は、会社組織からの雇用が今のぬるま湯である。でも、そろそろ出ることにした。
 

晴れて自由の身になって、泣くヤツがあるか
 
「私が会社だ」
 
「私を見てくれ、私の叫びを聞いてくれ」
 
「私はこの世に二人といない」
 
「私の仕事は、他の誰にもできない仕事だ」

 
ぬるま湯から出たからには、こういえるようになりたい。
そして、使命を生き切る人生でありたい。