思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

記憶力強化シリーズ @ 『勉強にハマる脳の作り方』


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 記憶力を強くしたい!と常々思っているのですが、何もしないでいると、強くなるはずもなく(汗)。勉強関係の本ですが、記憶についてなるほどなーという箇所がありましたのでご紹介します。
 
『勉強にハマる脳の作り方』篠原菊紀

勉強にハマる脳の作り方

勉強にハマる脳の作り方

 
 この本では脳にとっての報酬や、ストレスの利用、集中するための儀式といった勉強にハマるためのコツがいろいろと紹介されていますが、ここでは「記憶」に特化してボクのレバレッジメモから抜書きします。
 

■3割忘れるときがチャンス!

  • 記憶を高める秘訣のひとつは、自分の忘れ方のパターンを知ることです。忘れるタイミングで軽く記憶しなおす。
  • 記憶力がいい人は、3〜4割記憶が失われるタイミングで記憶しなおすのです。しかも、できるだけ簡単におさらいできる工夫をしています。おさらいを重視するためには、おさらいに時間をかけない工夫が必要です。
  • 記憶しやすい形を作るのには時間を割きましょう。

 
 自分の忘れ方のパターンとか考えてたこともありませんが、忘れるタイミングを押さえるということなのでしょうね。忘却曲線にみられる一般的な忘れるタイミングは24時間以内。だいたい7〜8割忘れるそうです。3〜5割りは1時間以内らしいですね。子どもの頃から言われているように、復習が大事であることに変わりはありませんね。簡単にできてしかも時間をかけない。5〜10分であれば時間も簡単に割けそうです。
 

■心地よい睡眠が記録力を高める

  • 寝る時間を一定にすることは、体のみならず、脳のため、記憶のためでもあるのです。
  • 何かを覚えたら、目をつぶってリコールする。これはワーキングメモリの刺激にもなります。しばらく目をつぶっていることで擬似睡眠的な記憶の整理につながる可能性もあります。

 
 寝ることで記憶が定着するので、しっかり睡眠をとることが体調のみなならず記憶にもよいということです。睡眠って体調や脳の働きまで影響するのでもっと睡眠についてこだわっていきたいですね。目をつぶって思い出すだけでも、擬似睡眠となるというのは驚き。まあ、たしかに夢をみているときは擬似睡眠と近い状況なのかも知れません。
 

■なんのための記憶か

  • 「試験合格のため」よりは、「世のため」「人のため」という意識で学ぶ方が、集中力も、記憶力も高まります。高い目的意識がパフォーマンスを支えます
  • もうひとつ、大事な意識があります。「学力」や「知識」は、個人のものではなく「公共財」だという意識です。みなさんが獲得している「知識」や「考える力」は、みなさん個人の資質をベースにしながらも、親御さんや周りの人、保育園や幼稚園、学校、会社、社会によって、よってたかって作り上げられてきたものです。決して、あなただけのものではありません。

 
 実は記憶で一番大事なのはこの目的かもしれません。「人のため」というの意識はたしかに覚えをよくします。人間というのは、どこまでいっても社会的で利他的な行動をとるようにできているんだなーってことがわかります。自分の記憶を「公共財」としてまで高めていくことできればいいですねー。グリッドコンピューティングならぬ、グリッドヒューマンメモリーみたいな感じで。
 
※最近出た子ども版の本です。

子供が勉強にハマる脳の作り方~「脳科学」と「臨床心理学」が合体!「天才脳」ができる46のレッスン~

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