「強み」を見える化する

　
　これが自分の「強み」だ！ってはっきり言える人は少ないと思います。「強み」は思考・感情・行動の個人特有のパターンで、無意識に繰り返されます。息を吸うように自然なことなので、特に「強み」であるという自覚すらないのことがほとんどです。いかにそれが重要であり、価値があるかはなかなか自身では気付かないままでいることが多いようです。
　　

人には自分を偽る性向があるため、私たちは自分の能力を正しく認識しているとは言いがたい。履歴書の「長所」の欄に、実際に持つ強みではなく、持ちたいと思う強みを書き連ねてしまうのはよくあることだ。
（『あなたのなかにあるセールスの才能』）

　
　仕事する上では「強み」を活用した方がいいに決まっています。ただ「強み」の自覚が弱いので、このように偽りの「強み」に絆されてしまいがちです（汗）。
　
　自己分析と他者分析から「“強み”を見える化する」ことを試みます。ストレングス・ファインダーを使って３４の資質の中から特に強調される５つの資質を浮き上がらせます。その５つの資質の持ち方によって、個人特有の無意識に繰り返されるパターンが見えやすくなります。
　
※この5つの資質は次のいずれかの本の中にあるIDを使ってWEB上でチェックできます。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

心のなかの幸福のバケツ

　
　まだこの5つの資質を識るのみでは「強み」を表現すことばとしては漫然としていますので、さらに深堀をすることで自分特有の５つの資質の顕れ方を見い出していきます。
　
※これを少人数で深堀しあうのが「強み」勉強会です。

■第6回「強み」勉強会
http://mixi.jp/view_event.pl?id=50509775&comm_id=4029168

　
　残念なことに小学生の頃から社会人となった今に至るまで、自分も他人も「強み」よりも「弱み」に目が行き、全てのリソースが「強み」ではなく「弱み」に費やされることがほとんどではないでしょうか。
　

私たちの多くが、強みとなる才能を伸ばす代わりに、弱みを重視するように言われつづけてきたことだ。「改善すべき分野」を重視しているということだ。しかし、すばらしい業績は強みから生まれるのである。
（『あなたのなかにあるセールスの才能』）

　
　高度経済成長化での平準化を目指す育成方法ではよかったのかも知れませんが、今はそういう時代ではないことははっきりしています。けど、その習慣はなかなか変わりません。もっと、自分特有の「強み」を大事に扱ってあげたいものです。そのためにも、まずは、「強み」を見える化するところからですね^^）
　
　

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