図解スキルを上げる本だと思ってよんでみたら、自己実現するために1枚の図を使うという内容の本でした。図にするためのオモシロツールもあり、図にする際のコツも書かれています。
『夢が現実化する「1枚図解」』池田千恵著
- 作者: 池田千恵
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2010/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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夢を現実にする「PPTの法則」ということが書かれている。PとはPurpse(目的)、Process(過程)、TとはTeamwork(チームワーク)ということ。
- Purpse(目的):目的を明確にする
- Process(過程):夢までの道のりを分析する
- Teamwork(チームワーク):相手に協力してもらえる自分になる
ふたつのP、つまり「目的」や「過程」は「自分で考え、内部を見つめる」ということにフォーカスして図にしていく。最後のT、「チームワーク」は夢を実現する仲間を作るということ。難易度が高いのはこの「チームワーク」をつくることの方だろう。
誰かに伝える前に、自分が何処を目指し、どのようなプロセスを経て「夢」を成し遂げたいのかをはっきりさせることだ。文章よりもイメージ化された「図」がわかりやすい。自分で考える用の図だ。目的を明確にするための手法としてフロー状態を探す「モチベーションチャート」、強いを見い出す「ストーカー深堀りシート」、不満解消の「Why・What・Howの木」といったオリジナルツールが紹介されている。
図にしたものを毎日見続けて意識に刷り込んでいく。そうやって一度自分の中から出したものではあるが、それを見続けることで、顕在化し強化する。文章よりも図にしておくと更に強化される。
自分の「夢」の協力者を集うには「伝えるための図」が必要だと言う。伝えるためには図が一番伝わるのかもしれない。もちろん的を得ない図は伝わらないだろうけど、やりたいことが明確で、その時点では何が不足しているのかがはっきりしていることが大事だよなー。あとはそれを図にするだけ。ただ、この図への変換が一番難しい・・・。やっぱり何枚も書く労を厭わないことが大事ですよね。