「ホームレス・マネー」ってご存知ですか?ボクはこの言葉を知ったとき、ホームレスの人たちの所得や持ち金のことかとおもっていました(汗)。ぜんぜん違いました・・・。
大前さんが3年前から指摘していることらしいです。
『お金の流れが変わった!』大前研一著
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/12/16
- メディア: 新書
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ホームレス・マネーとは、
投資先を探して世界をさまよっている、不要不急で無責任きわまりないお金のこと
だそうです。個人でいうと、老後の蓄えみたいなものですかね。中身は貯金やら、債権やら、株やら不動産。最盛期では6,000兆円あったけど、現在は約4,000兆円らしいです。
規模がでかすぎてピンとこないところもあります。平成22年度の日本の国家予算が約215兆円だから、その18〜19倍くらいの規模ですね。
大前さんは、
世界的に高齢化とモノあまりが進み、需要が低調でお金がモノに転換されなくなったのが主な原因
と見ているのですが、これにはなんか納得。お金を使わなくなったってことなんでしょうね。
そのホームレス・マネーが世界中をさまよっているそうですよ。このホームレス・マネーは活気付いているところ、活気付きそうなところに流れていくみたいです。
少しでも日本に流れてくるといいですね(^^)。大前さんは『お金の流れが変わった!』の中で、
- 既に流れているところに、日本特有の技術を売り込む
- 日本にホームレス・マネーを呼び込む
ってことを提案されています。具体的な提案も本文に書いていますので、お読み頂ければと思います。魅力ある場にホームレス・マネーが流れてくるようなので、日本がこれからどういった魅力ある場を世界に提供できるのか? 魅力あるサービス・技術で貢献できるのか? いろいろあると思うけど、それは日本の外に目を向けるからこそ、わかることなのかと思います。日本総タコツボ状態から脱却せんといかんですね。