思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

「けものみち」をゆく


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昨年(2007年)の春先頃から自分が携わっているソフトウェア開発の仕事に楽しさを見出せなくなりました。理由をあげればたくさんあると思いますが、一番の理由は興味・関心が無くなったことだと思います。その気持ちに一番近い表現をしている本があります。

梅田望夫さんの『ウェブ時代をゆく』「学習の高速道路と大渋滞」につてい書かれています。


ある分野を極めたいという意志さえ持てば、あたかも高速道路を疾走するかのようなスピードで効率よく過去の叡智を吸収できる。そしてその「学習の高速道路」があらゆる分野に敷かれようとしている。


その高速道路の行き着く先には、ある一定レベルまでに達した大勢の人たちが大渋滞をなすが如くいると書かれております。その大渋滞の先へ進むのか、進むのをやめるのかどうするのか。


大渋滞の先でサバイバルするには、大渋滞を抜けようと「高く険しい道」を目指すか、大渋滞に差し掛かったところで高速道路を降りて道標のない「けものみち」を歩いてゆくか。


僕自身はこの「高く険しい道」を選択することはありませんでした。なぜならそこに行こうという関心と興味が既に無かったからです。そして、僕は船長を失った船のように日々進むけど、どこへ向かっているのかまったくわからなくなりました。そんな中でこの本『ウェブ時代をゆく』と出会って、自分がどういった道を探し選ぶのかのヒントを得ました。



「どちらの道を目指すにせよ、自らの『向き不向き』と向き合い、自らの志向性を強く意識し、『好きを貫く』ことこそが競争力を生む」

そのヒントはこの文に全て書かれておりました。
「高く険しい道」であろうが、「けものみち」であろうが、自らの趣向性と向き合い、志向性を強く自覚していくこと。つまり、自分にとっての「好きなこと」を自覚することが先ず第一歩なのだと思います。

さらにその「好きなこと」が複数にまたがっていくのです。


自らの複数の志向性を意識的に発見しながら「好き」の複合技→「けものみち


この複数にまたがる「好き」をけものみちと言われているわけです。そこで、自分にとっての「すきなこと」をつらつらと考え出したのですが、明確なものがぜんぜん出てきませんでした。

自分にとってのそれが何なのかをはっきりさせるために、ビジネス書の多読をはじめました。そこに何等かのヒントがあるだろうことを期待して読書を開始しました。

そしてなぜそれが読書なのかは次回書こうと思います。