「世界」というパズルを解く、そもそも論勉強会
民主主義と社会主義のそもそも論
オバマ大統領とチェ・ゲバラが今、対談したら
場所:麻布十番
時間:2009年3月23日(月)20:30〜22:00
マイミクのかずさんと英会話スクール「コペル」を経営するイムランさんによる勉強会に参加してきました。
サブタイトルにオバマ大統領とチェ・ゲバラが出てきたので、この勉強会のことを知ったとき、面白そうと思い参加をきめました。チェ・ゲバラにつていは別のエントリでも書いております。
2時間ほどのアツイ勉強会でしたが、チェのことはあまり出てこなかったかなー。アメリカの成り立ちやその思想的・宗教的背景から彼らの行動や考えを少しばかり学ぶことができ、なかなか考えさせられる勉強会でした。特に印象に残ったのが2点あります。
1.立ち位置
これはイムランさんが言われておりました。アメリカという社会は多様なバックグランドを持った人がたくさんいる。あるテーマに対して、そのバックグランドがあるから意見をしっかり言える。ニュートラルな意見や分からないということはNGなんだそうだ。ボクはニュートラルな意見も立派な意見だとおもったりするけど。
多様な意見があるためか、情報量も圧倒的に英語と日本語では異なるという。たとえば、Wikipediaで「不都合な真実」について調べると、日本語と英語では情報量かなり異なります。参照しているソースの量が圧倒的に英語の方が多いです。
たしかに。これだけの情報量に差があると、判断するうえではかなり異なってくる。英語は使えるようにならんと、まったくもっていかんですねー。もちろん、英語できなきゃねーって話だけではなくて、自分の立ち位置、思想的なバックボーンを明確にしていかないとなーと思いました。
2.「自由と民主主義」という原理主義
これは、かずさんが言われていたのですが、イスラム原理主義とか言うけど、アメリカも原理主義があって、それは「自由と民主主義」原理主義だと。アメリカはこれを正義として持っていて世界の警察たるべく行動している。これに異論をはさもうとしない。このあたりに危うさを感じました。
■自分の「スタンディング・ポジション」をつくるには
自分の「立ち位置」があると、そこに軸ができてそこから問題に対するアプローチや、行動が変わってくると思います。その立ち位置によって生死を決する場合もあります。普段はそういった危機や問題にさらされていないので、何も考えずに日々を過ごしやすい日本ですが、世界の現実では選択し難いことでも取捨選択をしていかなければなりません。
それには、なんとなく考えていることや思っていることではなく、経験に裏打ちされた価値観であり宗教観が必要なのだと思います。多様性にさらされるという緊張感の中で生きていくにはますますこれが重要になってきます。グローバル化が言われている今、日本でもそういった状況になっていくのでしょうね。
日本というより、まずは個々人の信念・宗教観といった価値観を確立することが先決でしょうか。このあたりはもっといろんなことを整理しながら考えをまとめていきたいです。