思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

パーソナルブランディング構築のフレームワーク@By本田直之


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3月27日、本田直之さんのセミナーが御茶ノ水でありました。今のボクにとってはドンピシャリの内容で、もやもやしていた「ブランド」という概念が明確になった気がします。

最強の「自分ブランド」を作り出す!
パーソナルマーケティング
講師:本田直之
http://www.bbook.jp/community_090327.html


終身雇用制度の終焉や、雇用の流動化が進む今の時代を生きていくうえで、本田さんは次のように言われていました。

  1. 会社依存 → 個人サバイバル
  2. 大 企 業 → 個人スキル

かなり「個人」にフォーカスしています。今回のセミナーでは、その個人における「パーソナルブランド」をいかに構築するか、それをブランディングする「フレームワーク!?」が提示されました。このフレームワークをみてスッキリ感を覚えました。

普通のコンテンツ作り

ブランドしていく上で普通やることが以下の図。

ブランド構築する上で、コンテンツが重要となるのですが、そのコンテンツはいかにして作り出すのか、そしてそのコンテンツが実際のブランドになるまでにどういったプロセスが必要なのか。多くの人は上の図でコンテンツを考えるようですが、本田さん曰く「ぜんぜん足りない」と。


パーソナルブランディング構築のフレームワーク

では何が足りないのか。下記の図をご覧ください。



この赤い囲みが上の図と比べて不足している部分であります。上の図と下の図で大きく異なるのは、マーケティングという視点です。マーケティングの視点が入ることによってブランド構築へのプロセスが明確になります。
※本田さんがこの話をされたときにあるブログが紹介されました。それは「この図の上まではできていてPromotion以降が足りなくて惜しい」ということでした。話をきいていると、そのブログがマイミクのla dolce vitaさんのブログであることがわかりました。ボクも昨年から面白くて勉強になるブログと思って読んでおります→「世界級ライフスタイルのつくり方」http://www.ladolcevita.jp/blog/global/

ProfileとSkills

どちらの図にしろ、まずはProfileとSkillsがあるのですが、それを見出す具体的な方法として以下のように言われておりました。結構、実践的で実際やると大変そう(汗)。

  1. 強み
    • 100個書く
    • 当たり前と思っていることも書き出す
    • 書き出した内容から「金を払ってでも聞きたい強み」は何かを他人にきいてみる
  2. 「私は○○です」と20個書いてみる。
    • 実績(仕事、仕事以外
    • 何か教えられるか?
  3. タグをつけてみる
    • これからやりたいことも含めてつけてみる
    • Antiタグ(Not to do)もつける
  4. メジャー分析(著名な人を分析する)
    • 相手(著名な人)のよいところ、自分に足りないところ
    • 相手(著名な人)になくて、自分にあるところ
  5. 売れるプロフィール
    • 会社名を語らない
    • 実績をストーリで語れる、面白みがある
    • 「第三者視点」で自分をみる(商品としてみてみる)

NeedsとLogicを経てContentsへ

このProfileとSkillsを棚卸してもNeedsのあるところに向けて打っていかないと「押し売り」や「独りよがり」になります。そこで、ProfileとSKillsを提供する「ターゲット」を決めることで、より明確化されることになります。

Contents化していく中で、やみくもにやっても統一感が無かったり偶発的にできてしまったことはSkillsとはいい難いです。本田さんは、統一感を出すためにProfileとSkillsを体系立てることを勧めておりました。これは書籍で言うところの「目次」作りに該当するそうです。目次を見ながら、Logicに矛盾がないかチェックします。こうやってコンテンツ化していくのですが、本田さんは「やってきたことやまくいったことを100項目あげる」ことを勧めておりました。そしてそれを書き出します。書き出した項目の再現性をチェックします。


Contents→Promotion

多くの人がPromotionまで至らずコンテンツで終了していて、すばらしいコンテンツがあってもブランド化されないままとなっているようです。そこから一歩先へ進めるには、Promotionによって他人の知るところとなり、それが中身をともなっていればCredibilityとなると。

では、コンテンツが整ったけどPromotionは如何にしていくか。本田さんは「メディアとのリレーション」だと言っておりました。自分のコンテンツをメディアへ押し売るのではなく、必要と思われる人に「こういった情報ありますよ」とコントリビュートしていくことが基本であると。またメディアキット(過去の掲載された記事などをあつめたもの)をつくって渡せるようにしておくこともPromotionでは重要と言われておりました。
Promotionの具体的な方法に関しては、以下の書籍を紹介されておりました。ざっと目を通しましたがかなり具体的です(汗)。


Personal Brand

「ブランドを確立していく上で重要」ということで以下のことを本田さんは言われておりました。

  1. 自分のキャッチフレーズを考える
    • 短い言葉で表現する
    • 本田さんは300個ぐらいキーワードを出して、出てきたのが「レバレッジ」!!
  2. マルチスキル
    • マルチスキルはよりブランド化しやすくなる
  3. セルフメディア
    • メルマガ・ブログ・本等のセルフメディアを活用する
  4. ブランド接点
    • パーソナルアイデンティティを明確にする
    • 文章、人脈、ネットワーク、オフィス、ブログとパーソナリティが違わないようにする
    • 例えば、めちゃくちゃお堅い内容なのにブログのデザインはファンシーになっているとか

Credibility

ブランドが出来上がると、まったく同じ内容の発言にも関わらず大きな差が出ると言われていました。

これ、すごく納得です。

パーソナルマーケティング

また、これがうまくいっている人とやっていはいけないことについても言われておりましたので、記しておきます。

■パーソナルマーケティングがうまくいっている人

  1. 行きたい方向が明確
  2. その方向と現実の足りない能力を埋める努力をしている
  3. 応援したくなる

■やってはいけないこと

  1. 自分のいいたいことしか表現しない。
  2. お願いばかりする人
  3. インプットの少ない人
  4. 見た目のみ(期待ハズレ)

最後に

個人も会社もこれが重要ということでした!

Going Concern

つまり、ブランドはつくり続けるものということなんでしょうねー。終わりなき成長とも言えます。人間が学び続ける存在であることにもつながる気がしました。