- 作者: マルコム・グラッドウェル,勝間和代
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/13
- メディア: ハードカバー
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5月13日に発売予定の『天才! 成功する人々の法則』のプルーフ版を読みました。この本の原題は『OUTLIERS』(アウトライアーズ)で、マルコム・グラッドウェルが著者です。マルコム・グラッドウェルといえば、『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』の著者でもあります。そして、この『天才! 成功する人々の法則』は勝間さんが翻訳されました。プルーフ版なので全9章中、2章までしかありません。はやく3章以降読んでみたいです!
【目次】
プロローグ ロゼトの謎
第1部 好機
第1章 マタイ効果
第2章 一万時間の法則
第3章 天才の問題点 その一
第4章 天才の問題点 その二
第5章 ジョー・フロムの三つの教訓
第2部 「文化」という名の遺産
第6章 ケンタッキー州ハーラン
第7章 航空機事故の“民族的法則”
第8章 「水田」と「数学テスト」の関係
第9章 マリータの取引
エピローグ ジャマイカの物語
解説 勝間和代
■天才がいかにつくられるのか
「天才」は、個人独特の資質といった内的要因のみで語られることが多いが、この本では、環境(教育や文化など)や好機という外的要因に目を向けています。以下の具体的な人を通して、それぞれに外的要因それがひもとかれています。
■天才といっても、天才になるまでには時間が必要
天才になるためには重要な要素があり、それは「そのことに“時間”をかなりかけている」ということでした。結局、天才もチョー努力していることですかねー。好きだったり、熱中しているから努力という意識はないかもしれないけど(^_^;)。
■10000時間
天才になるべくその分野で活動した時間のマジックナンバーとして10000をあげている。つまり10000時間。本人の資質はもちろんあるということを前提としているが、天才までに至らしめるには10000時間をそれに使っているという。若い時から10000時間も確保できることはなかなかできない。しかし天才は経済的な条件が恵まれていたり、偶然とも言える好機に恵まれたりして、10000時間を好きなことに使えている。
■「強み」をさらに「強く」
さらに、天才はかなり若いときに10000時間を達成しているという。それはその「強み」に投資する時間がつくれる、教育を受ける環境があったということ、そして、運もあったということ。それゆえ、天才と言われるような才能を開発できたのかもしれないです。
■10000時間てどれくらい?
- 10000時間=約417日/24h=約1.1年
- まあ、これは24時間417日、睡眠ナシ休憩ナシでやり続ける場合。機械でもない限り無理。銀河鉄道999に乗って機械の体をもらえる星に行くしかない。ネジはご免だけど。
- 10000時間=1250日/8h=約3.4年
- これは休みなしで1日8時間それに投資すると、おおよそ3.4年かかる。
- 10000時間=1000日/10h=約2.7年
- 同じように休みなしで1日10時間そのために時間を使うとすると、おおよそ2.7年かかる。
石の上にも3年というが、何か一つのことをマスターできるようになるためには、おおよそ10000時間が必要なんだろうなー。
■時間を如何に使うのか?
天才になる必要はないけど、自分の磨きたいスキルにもっと多くの時間をつくっていかんってことですね。10000時間やっても嫌いにならないもの、つまり好きな物・コトを見い出していくことがなおさら大事です。「“弱み”をつぶすのことよりも“強み”に時間をかけろ」とドラッカー先生も言われていることにも通じます。
あらためて、自分の時間の使い方、八方美人的な使い方になっていないか? 有効に使っているか?もっと投資すべき時間があるのではないか? 「自分の強み」と「それにかける時間」が比例しているか見直していこうと思います。
参考(マルコム・グラッドウェルの著作)
- 作者: マルコム・グラッドウェル,沢田博,阿部尚美
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/02/23
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- 作者: マルコム・グラッドウェル,Malcolm Gladwell,高橋啓
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- 作者: マルコムグラッドウェル,Malcolm Gladwell,高橋啓
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- 作者: マルコム・グラッドウェル,高橋啓
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