- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/04/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
丸善丸の内本店
〜日本経済新聞出版社『勝間和代のお金の学校』刊行記念〜勝間和代さん・竹川美奈子さん
講演会&サイン会
2009年4月21日(火)19:00〜(18:30開場)
http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/6056.aspx
投資信託を去年の1月よりはじめたのだが、竹川さんの本を読んではじめた。その本がコレ。
- 作者: 竹川美奈子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/04/06
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 136回
- この商品を含むブログ (97件) を見る
これを読んでから投資信託を積立ではじめるようになった。その後、勝間さんの『銀行にお金を預けるな』を読んで金融リテラシーの重要性を強く認識するようになった。
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/11/16
- メディア: 新書
- 購入: 28人 クリック: 510回
- この商品を含むブログ (516件) を見る
今回はそんな影響を受けさせて頂いたお二人セットでの講演会であった。
以下、講演会でのメモです。
■この本で伝えたかったこと
<勝間>
- この本は投資・運用のガイドブックの本。入口となる本。
- 金融の勉強というのは、英語の勉強のイメージと同じ、それを意識してこの本をつくった。
<竹川>
- マスコミから金融側へきた。「一般の人にわかりやすく」ということを心がけてきた。
- この本は運用力を上げようという本であって、支出や稼ぎ力はカバーしていない。
- 本屋へ行くと、FXとか1億稼ぐとか儲け話系の本がたくさんあるが、この本の趣旨としては「リスクを学び、コントロールできることを考えた投資」を学ぶことである。
■サブプライムローンと私たちの生活
<勝間>
- サブプライムのような問題は構造要因・循環要因からしても、これからも定期的に起こりえる。
- 大事なのは、こういったことに過剰反応しない、気にしないことだ。長期でみると繰り返し起きる問題。
- このような問題が起こるということを踏まえて、自分でリクス量をコントロールすること。
<竹川>
- 失敗したら、そこから「なぜ失敗したのか?」を学ぶ。
- 4分割法(国内株、海外株、国内債券、海外債権)でやっても去年は30%マイナスであった。
- 1年という短い単位でみるのではなく、10年単位でみた方がよい。
- 元本割れしてはならないお金は投資しない。
- 1年分の生活費をためるには?→とにかく貯めるのみ。
- 貯めてから投資するのではなく、積立で投資する。なるべく長い時間をつかって投資する。
■金融リテラシーの身につけ方
<勝間>
- 英語と同じ。文法単語を覚えて、話しを聞いて、自分で話す。
- 金融も基本用語を覚えて、話しをきく。そして自分で投資をしてみる。
- 英語は皮膚感覚になるまで3〜5年かかるが、金融も同じ。
- 長い間やっているとリスクがわかってくる。また損をした時の気持ちもわかってくる。
- 基本書を読む。よくわからなくてもとりあえず読んでみる。経験していくうちにいろいろわかってくる。
- 身体感覚として金融リテラシーを身につける。
<竹川>
- 失敗することから学ぶというのも含めて5年くらいかかる。
- 本を読む→定点観測(日経)→小額で投資してみる
- シンプルなものからやってみるとよい
- 実際に購入すると様々な指標がわかってくる。
■他の参加者の方のブログ
http://ameblo.jp/mon-brand/entry-10246870911.html
http://kumaandpiglet.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-1ff7.html
勝間さんが
「金融リテラシーを身に付ける方法は英語と同じ」
と言われていたのが印象に残った。
即席で身につくのではなく時間がそれなりにかかるもの。これからの3大リテラシー(IT、金融、英語)の中で英語と金融はITと比べて時間がそれなりにかかるものだなーと思う。仕事で使っていない人が身に付けるには、それなりの時間が必要だろう。
長期戦となる英語と金融への取り組みは、触れる機会を意図的に増やすことで継続していくための仕組みが必要だと思った。今後の勉強会や読書会でも、定期的かつ意識的にこういったものを組みしていこうと思う。半強制的な仕組みがないと続かない気がする(汗)。
いま思いつくのは、やはり「本で学ぶ」ということである。何といっても身近でコストが低いとうことだ。読書会で勝間さんや竹川さんが言われていた「基本書」を読んでいく。読書会はその半強制的な仕組みとして機能するだろう。ちょうど、友人のbradleyさんがmixiのコミュでこんなのを主催しているので、ここを積極的に活用しようと思う。
■「会計力を高める読書会」
mixi -- http://mixi.jp/view_community.pl?id=4053031
あとは、計画的にやっていくのみ。直近としては、以下の読書会で今回の講演会の本を学びあう予定。
■「勝間和代のお金の学校」を読む会
mixi -- http://mixi.jp/view_event.pl?id=40436894&comm_id=4060211