思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

これから「葉っぱ」をどうやって売る?@「社会起業家の Social Workshop」


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先日(4/28)、エコブランドの東さんが主宰する「Social Workshop Vol.1〜いろどりに学ぶ〜」に参加してきた。過疎の村が「葉っぱ」を売るとういビジネスモデルで成功してきた「株式会社いろどり」を取り合あげ、この会社の経営陣になったつもりで次期経営戦略を策定した。参加者が20名ほどで、5人4グループになって、いろんな案を出し合った。妄想もはいっていたかもしれない(笑)。



今回使ったテキストはコチラ

http://www.bookpark.ne.jp/cm/contentdetail.asp?content_id=KBSP-01885

齢過疎化に悩む徳島県上勝町では、野山の花や枝葉を「ツマモノ」として商品化している。この高齢者による葉っぱビジネス「いろどり(彩)」事業の中心は、第三セクターの「株式会社いろどり」を経営する横石知二氏である。同氏のこれまでの活動と現在抱える経営課題を通して、ベンチャービジネスによる地域再生と、ソーシャル・ベンチャーの意思決定のあり方を考える。

<参考>

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生


■グループでケーススタディ

1時間ほどかけて、「いろどり」の次期経営戦略をグループごとに語り合った。
ボクがいたグループでは、「いろどり」の人・モノ・情報について、これまでやってきたこと、今抱えている問題点を確認し、今後、事業の姿をどうしていくかについて話しあった。

イデアやそれについて意見が活発に出てくるので、ボクもそれに引きずられるように好き勝手ホウダイ言っていた気がする。もう数時間あれば、それぞれの考えにツッコミなどを入れて、より現実的な視点がはいったかもしれない。


■各グループ「次期経営戦略」発表&質疑応答

Aグループ(自分がいたところ)

「ツマモノ」は今後維持できるように、中国あたりへの輸出といった新たな仕組みもつくっていく。また、「いろどり」ブランドが立ってきているので、健康食品や山菜といった分野も新規に起こしていくことで「ツマモノ」関連にからめながら必要とされる事業拡大はおこなっていく。過疎地域でもあるので、人という資源をいかに持ち込むか、都会で疲れた人たが癒せる場として呼び込む。急激な人口増となっても産業が立ち行かないので、適度な人口増がよい。この「いろどり」のノウハウをつくってきた横方氏は良くも悪くも影響力がある。いずれにせよ、ノウハウ・ナレッジの共有を継続的に村民に行っていくこと。そのための職業訓練校のような施設などをつくる。



Bグループ

若者に頼らないシステムをつくる。若ものの稼ぎをあてにするのではなく、自分立ちが経営者意識を持ち、21世紀型農業をかたちづくる。世界に向けたツマモノとして売り出す。



Cグループ

「ミッション:おばあちゃんの笑顔で、若者があこがれる事業展開していきます」。フランチャイズ事業の全国展開を引き金に市場規模を拡大を促す。また楽天のようなモールをつくり販路を拡大する。過疎対策としては、ワーキング・ホリデーの積極的な受れをおこなう。これらを5年計画ぐらいで進める。



Dグループ

「企業理念:人生に彩りを、世界に彩りを」。いろどりブランドを展開する。持続可能な戦略として、1.葉っぱビジネスと2.新規事業の地域活性化をあげる。葉っぱビジネスは若者への魅力に訴求した仕掛けや料理以外にも活用してみる。農業系アントレの人材の育成を農業大学院といった教育機関をつくり地域を活性化する。相乗効果でブランドが強まればさらにいろいろと集まってくる。


■終わってみて

自分のいるグループで意見を出し合ったり、聞いたり考えたりすることはなかなか刺激的で、単純だが楽しい!と感じた。意識のある人たちがあつまって意見を出し合うといろんな意見がでるものだ。また、各グループの発表は、過疎・高齢化問題というところに共通の問題点認識があり、同じようなアプローチであったり、やはりかぶっているなーと思った。今回、はじめてケーススタディを扱った勉強会に参加したが、実際に存在する会社のこれからを想定して戦略を策定するプロセスはとても面白い。