あなただけのポジショニング戦略＠『戦わない経営』inRBC

6/20にはじめて立教大学にいってきました。池袋駅の近くですが、キャンパス内は学ぶにはいい雰囲気だなーという感じを受けました。いつものエコ起業家さんに教えてもらって参加しました。おおよそ2時間弱の内容はすべて濃くてここでは紹介しきれませんが、特に重要だなぁと思ったところを「メモ」しときました。

第61回定例勉強会
『戦わない経営』inRBC
〜起業の専門家が語る「あなただけのポジショニング戦略」〜

講師：浜口隆則

戦わない経営

講師は浜口隆則さん。先日のエントリーでも書いた『だれかに話したくなる小さな会社』で村尾さんと共著されている方です。詳しくはココ→http://www.bbank.jp/

だれかに話したくなる小さな会社

講演会メモ（特に心に残ったところをメモしました）

■成功する起業家の共通マインド

• 成長していく人の最強の武器、それは素直さ。
  • なんでも受け入れるというものではない、外で起きていることに気づいてそれを受け取れる人。一回受け入れたら、素直に行動する。

• 成功する起業家の第一条件
  • 人生で起こるすべてのことは、100％自分の責任。
  • 起業は失敗の連続となる。必ずいろいろと失敗する。誰かのせいにしてはそこから学ぶことがはできない。
  • 「雪が降っても自分の責任」、そう考える人が成功する。
  • 普段から「電車が遅れたとか」言い訳をする人に大事な仕事を任せますか？言い訳をしない人に仕事を頼みたくなる。会社間でも同じ。

■失敗の定義を変える

【失敗に対するイメージ】→多くの人のイメージ
　失敗---------------０（何もしない）---------------成功

これだと、行動を起こしにくい。

【失敗の本当の姿】
　０（何もしない）--------失敗---------------------成功

何もしないよりかは何かしたほうがいい。

■「戦わない経営」の世界観

• 良い経営とは、どんな経営だろう？　良い経営を考えたら、人生を丸ごと考えるしかない。人のことを考えるということ。人生と仕事と経営と幸せ、これが経営。
• もっと大切なことは？　それは、幸せ。
• だから良い経営とは、「関わる人を幸せにする経営」。
• だから「戦わない経営」、幸福追求型の経営。ひと同士が戦っては幸福の追求にならない。ひとと争うと疲れる。

■経営の定義

• 関わるすべての人を幸せにする仕組み。よりよくなるにはどうすればいいかってこと。
• だから社長は、「幸せの専門家」。本来は、関わる人が幸せになるようにするためにいるのです。

■幸せについて無知

• ここで気付く事実がある。私たちは幸せについて驚くほど、無知。
• だから幸せについて知ろう。自分が幸せになるには？　自分が関わる人が幸せになるには？
• 幸せを知るために、最初にすべきこと。自分の幸せを真剣に考えよう。
• 幸せは分け放題。幸せはシェアすることができる。

■人生に大きな影響を与える３つのストレス

1. お金のストレス
2. 好きな事が出来ないストレス
3. 人間関係のストレス

これが原因で会社を辞める今は、２と３が多い。この３つが無い会社にすると社員が辞めない。

■Mental Block

• 生贄の心理
  • 何かを差し出すことで、何かを得る。何かを犠牲にして、お金を得る・・。二つを追うことが悪いことだと思っている。
  • メンタルブロックはそれをなくすだけで成長できる。思い込みであり、それが心のブレーキとなる。優秀な人ほどそうなりやすい。
  • 仕事が集まる人の簡単な特徴。それは楽しんでいる人。人は楽しんでいる人に集まる。
• 自分らしさ＝悪いこと
  • 人と違うことをするのは悪いこと。
  • 起業家は人と違うことをしなければならない。
• 好きなことをするのは悪いこと
  • 好きなことをやりつづけることが優位性を築く。
• お金＝汚い
  • こう思っている人は起業家としてもうまくいかない
  • お金は価値の代弁者。人に喜んでもらったかが自分の持っているお金。
  • 持っているお金　＝　社会に提供した価値　−　社会から買った価値

■30人のリスト

• 自分の身の回りで幸せにしたい人を30人リストアップする。すぐにはできないけど、少しずつはじめる。
• あなたの大切な30人の名前を書き出してみよう。30人なので１ヶ月に1回は出てくる。そして毎日リストをみる。
• このリストの中に自分の名前も入れる。自分が幸せでないと、人の幸せに貢献できない。

■「戦わない経営」により３つの戦いを無くす

1. 競合他社との戦い（ポジショニング）
2. お客さんとの戦い（客の悪口がでてくるのは対立がある）
3. 社員同士の戦い（関係者どうしの戦い）

これらを出来る限り少なくする。

■「戦わない経営」　３つのキーワード

1. ポジションニング
2. ファン
3. チーム

■優れたビジネスは・・・

• ポジショングが徹底的に考えられている。
• 真っ白なところでやる。
• 誰もやっていないところでビジネスを展開すると一気に伸びることもある。
• 大きな場所で2、3番になるよりも小さな場所で1番になる。

最後にマーク・トゥエインのこんな言葉が紹介されました。

やったことは、たとえ失敗しても、20年後には、笑い話にできる。
しかし、やらなかったことは、20年後には、後悔するだけだ。

本当にそうおもいました。なぜ、いろんなメンタルブロックがはたくのか、様々な制約を先に考え動きがとれなくなってしまうのか。今回の勉強会でそれがわかってきました。結局は、外的要因ではなく、すべて自分の中にあるものなんですよね^^;

次へ進むための後押しとなる勉強会でした。行ってよかった！！