思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

『なぜ、時間を生かせないのか』@時間管理が空回りしていないか?


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超短メモ

『なぜ、時間を生かせないのか―かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得』田坂広志

なぜ、時間を生かせないのか―かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得

なぜ、時間を生かせないのか―かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得



■人生の時間

  • 「これからの時代には、時間を大切にして自己研鑽に励まなければ、競争に勝てないし、生き残れない」
  • この言葉が意味しているのは、忙しい仕事と生活のなかから時間を捻出し、一生懸命に自己研鑽の努力をしなければ、競争に勝てない、敗れ去る、生き残れない、サバイバルできないといった、密やかな「強迫観念」です。
  • 残念ながら、こうした発想で「時間」というものを見つめているかぎり、我々は、本当の意味で「時間を生かす」ことはできないでしょう。
  • なぜなら、我々にとっての「時間」とは、単なる「資源」という意味を超えた「素晴らしい何か」だからです。
  • かけがえのない「人生の時間」の意味を深く掴まないかぎり、我々は、決して「時間を生かす」ことはできないのです。

■基礎体力

  • タイム・マネジメントの「基礎技術」を実践するだけの十分な「基礎体力」が必要。スポーツにおいては、いかなる「基礎技術」も、それを本当に実践しようと思えば、それなりの「基礎体力が求められます。
  • その基礎体力とは何か。それは「集中力」です。
  • 「朝の時間を活用する」という技術も語られますが、それを行うためには、そもそも、会社の仕事を集中的にこなして深夜残業を避け、早く就寝することによって朝に備えなければなりません。
  • 集中力が時間の「密度」を変えていく。

■集中力をつける

  • 「集中力」を鍛えるためには、時間を区切り、締め切りを明確にして、「いつまでにこの仕事を終える」というスタイルへの転換をしなければなりません。
  • そうした形で、自分自身にプレッシャーを与えて仕事をしないかぎり、本当の「集中力」は生まれてこないからです。
  • 上司や顧客に対して「時間を明言する」「締め切りを宣言する」。こうした「明言」や「宣言」をすることは、心理的に、自らの「退路を断つ」ことになるからです。
  • 心理的に退路を断った状況においてこそ、我々の「集中力」は、最も高まるからです。