思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

『記憶力を強くする』池谷裕二 @ 鍛えることで強化する


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超短メモ

『記憶力を強くする』池谷裕二


■記憶の三か条

  1. 何度も失敗を繰り返して覚えるべし
  2. きちんと手順を踏んで覚えるべし
  3. まずは大きく捉えるべし

■年齢に見合った記憶

  • 記憶するときにはその年齢に見合った記憶の仕方がある。

<記憶の階層>

エピソード記憶(顕在記憶)
 ↑
短期記憶(顕在記憶)
 ↑
意味記憶(潜在記憶)
 ↑
ライミング記憶(潜在記憶)
 ↑
手続き記憶(潜在記憶)

  • この階層は成長とともにすこしずつ形成されます。
  • エピソード記憶が発達してくると、丸暗記よりも、むしろ論理だった記憶能力がよく発達してきます。ものごとをよく理解して、その理屈を覚えるという能力です。


 
■記憶のビタミン

  • θ波をつくる。覚えたい対象に興味をもつこと。
  • 「ふ〜ん、そうなの」という冷めた感情でいるよりも、「うんうん、なるほど、それで次にどうなるんだ?」と積極的な姿勢でいるほうが、θ波が大きく発生します。
  • 感動して熱中することが大事。

■記憶力を鍛える

  • ただ見て覚えるのではなく声に出してみる。なぜなら、目の記憶より耳の記憶の方が心に残るからです。長い進化歴史で、動物は目よりも耳をよく活用してきた。歴史が長い分、耳の記憶は目の記憶よりも強く心によく残ります。
  • 自分の「経験」に結び付けて記憶したほうがよい。なぜなら、自分の体験が関連してくれば、その記憶は「エピソード記憶」となるからです。エピソード記憶は、意味記憶として覚えるよりも忘れにくいということ、そして、いつでも「思い出す」ことができるということです。
  • AとBの二つの事象を覚えると、「A」、「B」、「Aから見たB」、「Bから見たA」というように、「事象」と「事象の連合」が生まれ、記憶した内容に、4つ(2の二乗)の効果が生まれる。記憶力の相乗効果には、一般的に「累積の効果」があります。したがって、勉学の効果は幾何級数的なカーブを描いて上昇します