思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

『脳はなにかと言い訳する』 池谷裕 @ 睡眠と脳の関係


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超短メモ

『脳はなにかと言い訳する』池谷裕二

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?

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■「作業興奮」のススメ

  • やる気がなくてもまず始めてみる。そうすることで、脳がしだいに活性化し、やる気が出て、のめり込んでいく、ということがあります。これを「作業興奮」といいます。興奮とは、「脳の神経細胞が活性化する」という意味です。
  • 脳が目覚める、目覚めないという前に、まず体を起こして、歯を磨いたり、カーテンをあけたり、顔を洗ったりして、体を動かすことによって、それに引きずられる形で脳が目覚めるのです。布団の中にいたらいつまでも脳は覚めません。

 
 
■睡眠の意味

  • 科学的には、まだはっきりわかっていません。ただ、睡眠をとらないと、死んでしまうことは確かです。理由はわからないけど、睡眠が欠かせないように、体が設計されています。
  • 脳と体は、睡眠では「シーソー」の関係にあるわけです。脳が効率よく活動する時間帯は体が休み、体が活動する時間帯は脳の活動効率が下がります
  • 寝ているときには、脳内で、身の回りに生じた出来事が再現されているらしい。睡眠中に保管すべき情報を整えているのだ。情報の再生は昼間でも行われているのだが、外部情報がシャットアウトされた「睡眠」という状態は、情報の整理に集中できる格好の時間帯となる。
  • 目を閉じてリラックスしていただけでも、睡眠と同じ効果が得られた。つまり学習促進に必要だったのは睡眠そのものではなかったのだ。環境からの情報入力を断ち切ることで、脳に情報整理の猶予が与えられる。ちょっとしたうたた寝でもよい。忙しくて十分な睡眠時間が得られなくても、脳に独自の作業時間を与えることができれば、それで十分なのである。