読んだこと、聞いたこと、体験したこと。すべて覚えていたいけど、ボクの場合はすっかり忘れてしまうことが多い。読書はそれなりに時間をかけてやっているが忘れてしまえば時間の無駄。時間費用対効果が悪くなってしまう。
忘れてしまう理由ははっきりしている。仕事や様々なことに流されて、やったことがそのままとなっているからだ。「復習」や「振り返り」をしっかりやればいいだけのこと。一日の計画の中に「復習」「振り返り」時間を明示的につくればいい。それを実際の行動として出来るチカラのことを「復習力」と言ってみる。
いままでに、何度か記憶についてのエントリーを書いてきた。
■『記憶力を強くする』池谷裕二 @ 鍛えることで強化する
http://d.hatena.ne.jp/mitsu1973/20090728/1248785870■「30歳を過ぎてから頭はよくなる」@Think!を読む会
http://d.hatena.ne.jp/mitsu1973/20090611/1244708607
これらのエントリーは池谷裕二さんの記憶力を元にした内容で、記憶力の基本は復習にあるという。復習は、翌日・1週間後・2週間後・1ヵ月後の4回は行う。そして、その復習は誰かに説明するといったアウトプットであれば効果的だという。本田直之さんの「レバレッジメモ」は読書の復習として使える。そのメモを使って誰かにアウトプットすれば効果的でもある。
ボクもいままで1回の復習はやってきた。しかし4回まではやっていない。今年は4回の復習を仕組み化してやっていこうと思う。ボクのレバレッジメモはパソコンでメモ帳に書いて、Gmailで自分宛に送っている。それをアーカイブしているのだが、これではやりっぱなしになりやすい。
そこで、各メールに「1日」・「1週」・「2週」・「1ヵ月」の4種類のラベルを全て貼り付ける。決まった時間にこのラベルをそれぞれ見て、復習すべきメールをじっくり読む。「1日」のラベルを見て、読んだら「1日」のラベルを剥がす。「1週」のラベルを見て、1週間前のメールを読む。読み終わったら、そのメールから「1週」のラベルを剥がす。これを4回繰り返す。こんな感じで復習をやってみようと思う。
■まとめ
- 記録する(これがないと復習効率が悪くなる)
- 復習・振り返り時間を一日の計画に明示的に入れる
- 「翌日」・「1週間後」「2週間後」・「1ヵ月後」の4回復習する(Gmailのラベル活用)
- 誰かに説明する(ブログ・日記に書く、話す)
これをしっかりできれば復習力→記憶力向上が期待できそうだ。あとはやり続けるだけ。これが一番難しい(汗)。でも、今年は復習力をつけるぞ!
参考
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