思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

得意なところで勝負する


スポンサードリンク

 
 先日の「カンブリア宮殿」では手術針をつくっている会社のことをやっていました。それは世界一の品質を目指すというマニー株式会社。手術針では国内シェアが9割で、世界100カ国以上の医者から支持を受けているといいます。その会社の松谷貫司会長が、番組の中で、「かつて事業に失敗したことがあった」といっていました。
 
 針金をベースにやってきた技術を強くする中で、新規事業もやっていくこととなり「手術メス」を開発することとなりました。それに3年という時間と膨大な資金を費やしたそうです。ようやく発売が近づいた頃に、「剃刀メーカーから新しい手術用メスが発売された」という一報が入り開発は中止となりました。
 
 会社が潰れてしまうほどの打撃をうけたそうです。それから、針金を加工するという原点に戻ってそれ以外はやらないと決めたそうです。そんな話しの後に、松谷会長がこのように言っていました。
 

得意なところで勝負する。それが社会の役に立つ。

 
 ここで言う「得意なところ」というのは「強み」のことだと思いますが、「強み」でなかったことに時間とお金を費やすことって会社においても個人においても多々あると思います。「強み」でないことに時間やお金をかけている場合ではないです。情報過多の時代で雑音があまりにも多いですが、松谷会長のように、それに3年かけたとしても損切りをして本来の「強み」に時間とお金を費やしていく。そうありたいものです。