ボクはいままで5つの会社に所属してお世話になってきました。基本的に正社員です。就職活動を一切せずプラプラしていたのですが、ガッコーを卒業してから1年半が経ち、とあるソフトウェア受託開発の会社へ入り込みました。幸いどこの会社でもそれなりに充実感があり大いに学ぶことがあったのですが、微妙だなーって思うことも多々ありました。
友人の紹介で『人生を無駄にしない会社の選び方』新田龍著を読んでみたのですが、この本がブラック企業についての本でした。読んでみると、少し見に覚えのあることがチラリあったり・・・。
『人生を無駄にしない会社の選び方』新田龍
- 作者: 新田龍
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2009/09/26
- メディア: 単行本
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ここでブラック度なるブラック企業レベルについてありました。
■ブラック度 低
- ハードワークでその割に低賃金
- 福利厚生が未整備
- 上司が厳しく、たまに理不尽なことをいう
- 体育会系のノリ
こんなのは日本にあるほとんどの中小企業が対象となってしまいそうです。「社員に報いる姿勢がある会社なら心配いりません」ということで、ブラック企業ではないけど、その姿勢がなければブラック度がグンと増しそう。
■ブラック度 中
- ブラック度が低のハードさ、理不尽さがあり、
- 社員に報いようとする姿勢がない
この会社はブラック企業、非ブラック企業の分岐点にいる会社となるようです。見抜くポイントがあるようで、「給料払っているのは誰だ?」「ベンチャー企業なんだから仕方がないだろう!」といったニュアンスことを言うようであれば、ブラック度:中が濃厚。
■ブラック度 高
- 社員は使い捨てのコマ
- 客は金ヅル
- コマと金ヅルは使いよう
- 非常に高級だが、業績へのプレッシャーがきつく、社内での給与格差が激しい
- 業務量の割りに給与が少なく、なかなか上昇しない
「モラルも社会性も存在しない悪徳マインド」という会社のようです。業種や商材は関係ないみたいですね。さすがに出会うことも少ないかもしれません。もしかして自分の会社ってブラック企業では?と思うことがあっても、中程度のものが大半かもしれません。ボクが以前勤めていた5社だと、低:4社、中:1社ですね。最後の最後に4ヶ月間だけいた会社が中かな〜。
ブラックとか非ブラックとかは、そこに勤めている社員の関心がどうかが大事だと思います。その仕事がいくらハードであっても、上司からキツク言われていても、満足度が高ければ関係のない話です。
仕事に満足している人は、
- 業務に必要なスキルの向上や今後のスキルのトレンドに関心が高い。
- 待遇をいかに上げるかに関心が低い。
- 満足している人は、部門や会社の業績をいかに上げるかに関心が高い。
- キャリアチェンジに関心が低い。
これが仕事に満足している人の特徴だそうです。満足している人は待遇よりも対象とする仕事そのものに関心が強いのですね。