追いつかなくなるほど本が出版されて、次第に読まなくなってしまっていたのですが、久々に勝間さんの本を読みました。なんか、タイトルに惹かれたんですよねー。
『不幸になる生き方』勝間和代著
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/06/17
- メディア: 新書
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もちろん、「不幸になる生き方」を目指そうという本ではありません。「不幸になる生き方」というアンチパターンから「不幸にならない生き方」をススメている内容です。
幸福について、
「幸福を他人と比較して考える」という視点がそもそもおかしい
と勝間さんは言います。
お金がいくらあるとか、年齢がどうとか、身長・体重がどうとか、何人の友人がいるとかといった客観的尺度に幸福を求めがちですが、幸福度を決めるのはあくまでも主観的な度合いでしかないと思います。客観的な尺度が高いからといって幸福度が高いとは限らないことが、わりとあるからです。
また、主観的な幸福度を上げていくことも可能なのですが、それを
幸福になるための技術を持つことによって、人は結構幸福になることが多い
と勝間さんは言っています。
コレってけっこう大事なことで、運や外的制約条件によって幸福度が決まってしまうと思いがちです。しかし、技術で幸福度を上ることができるということは、もっと主体的に行動することで不幸を幸福へかえることができるということです。
それを一番妨げる態度があります。それを「他責の人」と表現されています。
■批判ばかりの他責の人
- 人にすがって生きているため、どうすれば自分が幸せになるかが見つかりません。そして、それがわからないから、他人から与えてもらおうとすがりつきます。他人から与えてもらったものだからこそ、自分でそれを選んだという自覚に乏しく、失敗したり嫌な目に遭ったときも、「あれは○○さんのせいだ」「○○さんにだまされた」といった感じで、人に責任を押しつけて自分を反省することがありません
- 他責の人の大きな特徴は、他人を批判したり、本当にひきずりおろそうと実力行使に及ぶことです。
基本の軸は自分ではなく他人にあり、嫉妬や批判という言動をするようですね。そんなことやっていても疲れるだけです。生産的なことはほとんど無いわけですから。やはり、自分の軸で生きていきたいです。自分軸は一本ですが、他人軸は無数です。そんなものに振り回されていてはキリがないですから。