思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

好きな人を振り向かせたいときどうするか?


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人に手伝いを頼む方ですか? 手伝いを頼まれる方ですか?
 
ボクは頼まれることが多かったような気がします。頼むのが下手なのか、慣れていなのか、なーんか、あまりやってこなかったような気がしています。
 
友人が紹介していた本に興味深いことが書いてありました。
 
『単純な脳、複雑な「私」』池谷裕二

単純な脳、複雑な「私」

単純な脳、複雑な「私」

 
この本は脳科学について高校生向けの講座で話た内容をまとめてあるのです。口語体でとてもわかりやすく親しみやすく書かれているんです。
 
多くのテーマがあるのですが、面白いなーと思ったことを一つ紹介しますね。
 

普通、好きな人を振り向かせたいときには、「プレゼントをあげる」「つくしてあげる」という考えが浮かびます。そではなく、本当は逆で、好きな人からプレゼントをもらうんです。あるいは、仕事を手伝ってあげるんじゃなくて、仕事を手伝ってもらう方がよいのです。

 
えっ!!と思いませんか? 
人に気にいってもらいたければ、その相手に尽くすことを考えがちです。
   

仕事を手伝わされた相手は、こんな思考をたどります。まず「どうして自分は手伝っているんだろう」と考えます。次に、推論はこう進みます。「そもそも嫌いな人になんか手を貸すはずがない」「やはり自分はこの人が好きなのか」・・・・。そう思っていたって、次第に手伝っている相手が好きになっていくのです。

 
なんだか、ちょっと笑えて不思議ですが、こんな感情は少しわかる気がします。で、池谷さんがいうには、これは無意識の心の働きだそうです。
 

一般に、自分がとった態度が感情と矛盾するとき、起こしてしまった行動自体はもう否定できない事実ですから、心の状態を変化させることでつじつま合わせて、行動と感情が背反した不安定な状態を安定させようとします。矛盾を解いて行動と感情を一致させたくなるわけです。行動してしまっていることは既成事実ですから変えようがない。だから、感情を変更するしかないですよね。

 
好きな人を振り向かせたければ、お手伝いを頼むといいのかも知れませんね。でも頼みすぎは逆効果かも(笑)。