「無税」!? どうやって? と思いながらこの本を読みました。ボクは5年ほど個人事業主としてやっておりますが、節税という観点から給与所得者ではなく個人事業主として事業所得の方を選びました。給与所得者としてのサラリーマンであろうが、個人事業主であろうが、経営者であろうが、いずれにせよ「税金」は掛かってきます。「無税」って脱税のことか?節税のことか?そんなことを思いながら読んでみました。
『無税生活』大村大次郎
- 作者: 大村大次郎
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2009/10/09
- メディア: 新書
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著者は国税局で10年間、主に法人担当調査官として勤務されてきたということで徴収する側の本音の意見が述べられています。
- 金持ちに減税、貧乏人に増税
- 税金は取りやすいところから取るもの
- サラリーマンからは税金を取りやすい
- 税金は声が大きいものが得をする
- 税金を払わない方法
- 節税ビジネスの存在
- 無申告は税務署の盲点
- 税金は話し合いで決められる
- 副業で赤字申告をして税金を逃れる
- 会社経営者はなぜ税金が安い?
ほぼ自動的に徴収される給与所得者としてのサラリーマンよりかは、自分で利益を確定して申告する個人事業主の方が節税の効果が出やすいことは周知の事実なのですが、税金が自動徴収されていることに関してかなり無頓着な風潮があると思います。サラリーマンの税金・社会保険料の負担率は所得の約40%近いそうで。。。。年収500万でも手取りは300万ってことになります。200万ほどが自動徴収そして抜かれている。
もともとサラリーマンの源泉徴収税って戦時中の臨時特別税だったようです。会社が所得税を払っていたので、使用人である社員は税金を払わなくてよかったみたいですね。ただ、戦時中は、多額の戦費で財源不足となり大勢いるサラリーマンにも一時的に課金する、ということのようです。戦争が終われば廃止する予定だったのが、敗戦となりそのまま継続となってしまって今に至るそうです。
この本では税金の徴収の仕方や使い方の本音が書かれているので、それを知っているのと知らないのでは節税の仕方も大きく変わってくると思います。(脱税ではない)ガチンコな節税を現実的に考えている方にはオススメです。きわどい感じのことも書いてありますが。。。
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