思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

【FODMAP「ガラクタン」チャレンジ編】『過敏性腸症候群(IBS)は食事で治る!』@FODMAPやってみた


スポンサードリンク

更新日:2021年4月20日 (投稿日:2019年8月25日)

  

 

納豆はホテルでの朝食に登場する定番食品だ。販売されている納豆の種類も豊富である。好き嫌いのある食品であるが、ボクはこの納豆は大好物なのだ。

 

 

納豆を含めた豆類には、「ガラクタン」というオリゴ糖が含まれている。

 

 

この「ガラクタン」は、食物の吸収を遅らせ、血糖値の急上昇を抑える効果がある言われ、多くの人にとって健康的な食品になると言われている。

 

 

ところが、過敏性腸症候群(IBS)で下痢型の症状がある人によっては、「ガラクタン」がマイナスに働く可能性があるのだ。

 

f:id:mitsu1973:20160608133525j:plain

Hui WangによるPixabayからの画像

 

ボクにとっても大好物である納豆が、腹痛・下痢の要因になる可能性を秘めていたとは!!!

 

 

フルクタンに続き、ボクにとっては残念な新情報であった。

 

 

大多数の人には健康的な食材でも、IBSを抱えている人には不向きな食材がある。それをまとめてFODMAPという。この「オリゴ糖:ガラクタン」もそのFODMAPの一つである。

 

 

FODMAPとは小腸内で消化吸収されにくい糖類の総称のことで、

 

Fermentable:発酵性

Oligosaccharides:オリゴ糖

Disaccharides:二糖類

Monosaccharides:単糖類

And

Polyols:ポリオール

 

の頭文字をとってFODMAPと略している。

 

 

今回、この

 

オリゴ糖:ガラクタン(主に豆類など)

 

がボクの体質にあっているのかどうかをチャレンジしてみた。

 

 

今回も、前回の「フルクタン」チャレンジ 同様に、パッツィー・キャッソスの『過敏性腸症候群(IBS)は食事で治る!』で紹介されている方法で実践してみた。

 

 

この本で、チャレンジは次の3段階で紹介されている。

 

 

 

チャレンジ段階

(1)フォドマップを慎重に食事に戻して症状を観察する

(2)チャレンジ段階の結果を判定し食事を変更する

(3)症状が起こらない範囲で最大限に種類の豊富な食事を楽しむ

 

 

 今回、(1)と(2)の段階を実践してみた。 

 

 

■チャレンジのやり方

・1回のチャレンジにつき1種類のフォドマップ

・チャレンジは2日間(または3日間)

・どの種類のフォドマップからはじめてもよい

・次へのチャレンジの間は3日間あける。

 

 
次の5種類から一つ選んでチャレンジする。冒頭で述べたように、今回は「オリゴ糖:ガラクタン」を選んだ。

 

  1. 【済】オリゴ糖:フルクタン(ネギや玉ねぎ、小麦粉など)
  2. オリゴ糖:ガラクタン(納豆やあずきなどの豆類)
  3. 二糖類:ラクトース(牛乳など)
  4. 単糖類:フルクトース(はちみつ、果糖ぶどう糖液糖など)
  5. 【済】ポリオール(キシリトールガムや、サクランボ、リンゴなど)

 

 

 

ガラクタン食品

乾燥豆、水煮豆、レンズ豆、インゲン豆、ヒヨコ豆、ピスタチオ、納豆、豆乳、レギュラーコーヒー(多め)など(過敏性腸症候群(IBS)は食事で治る! より抜粋)
ちなみに、絹豆腐も『パン・豆類・ヨーグルト・リンゴを食べてはいけません』ではガラクタンであった。

 


要は豆類全般。豆を発酵させた納豆や豆腐も入っている。ボクは納豆や絹豆腐は大好物なので、ぜひこのガラクタンも耐性があると嬉しい限り。

 

 


<1日目>
朝食時に、豆のサラダ、昼に納豆、絹豆腐、夜に粒あん団子を食す。1日目は腹痛などはなかったけが、ガスがたまっているようだ。
■食べた食品:豆のサラダ、納豆、絹豆腐、粒あん団子

 

 

<2日目>
2日目はガラクタン大盛り。朝は絹豆腐、粒あん団子、昼には納豆、粒あん団子、夜は絹豆腐、エンドウ豆とタコの和えもの、粒あん白玉などを食した。腹痛はなかったが、昨日の食したガラクタンの影響か、ガスが多いのが気になる。
■食べた食品:粒あん、納豆、絹豆腐、豆類

 

 

<3日目>
3日目はチャレンジ休憩。
すべて低FODMAP食。腹痛は特にないが、低FODMAP食オンリーのときより便が柔らかめであった。少なからず影響はありそうだ。

 

 

<4日目>
4日目もチャレンジ休憩。休憩2日目ともなると、腹痛も便の状態もとくに問題はなかった。

 

 

<結論>
今回のことからガラクタンを含む食材をとることで、目立った腹痛や下痢が起こることはなかった。しかし、いつもより便が柔らか目になったり、ガスが多めになったので、影響は多少ありそうである。多く食べ過ぎないように食べる量には注意しなければならない。

 


■今回「ガラクタン」チャレンジで食べたモノ

納豆

絹豆腐

粒あん

 

 


次回は、「単糖類:フルクトース」にチャレンジする。


 

 

--------------------------

 

■「フルクタン」チャレンジ

  

 

 

パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません ―世界が認めたおなかの弱い人の食べ方・治し方

パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません ―世界が認めたおなかの弱い人の食べ方・治し方