思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

【書評】『英語独習法』@ 10年近く英語を勉強しても話せるようにはならない理由がわかる

投稿日:2021年4月7日

 

 

なぜ、英語をあれほど学習してきたのに、英語で話せるようにはならないのか?

 

中学、高校、大学をあわせると10年近く英語を学んできたはずだ。文法を理解し、単語もかなり覚えてきたつもりだ。

 

英語を「読む」ことはなんとかできていそうだが、スラスラ話せるかといえば、決してそんなことはない。

 

今の英語教育は「読む・聞く・書く・話すの4技能」が必要とか言われているけど、実際のところどうすれば、「読む」はともかく、「聞く・書く・話す」ができるようになるのか?

 

ボク自身も英語を学習し、英語を(読解中心だが)教えてきているので、この「聞く・書く・話す」の3技能へのギャップが大きいことはよくわかっているつもりだ。

 

特に「聞く」・「話す」の壁はかなり高く思える。

 

基本的なフレーズを覚えてそれを言うことはたやすいが、使えるフレーズなんてたかが知れているので、覚えたフレーズで使えるのは極めて限られている。

 

そして、実際の会話の場面で「話す」となると、まず相手の言っていることが聴こえない。だから、何を言っていいのかもわからない。それが入学試験や資格試験の音声だけだと、なおさら聴こえない。

 

しかし、スクリプトで文として読んでみると、かなり簡単な内容であることがわかる。

 

 

どうすれば、この「読む」ことができる段階から次の段階へと進んでいくことができるのか?

 

いろんな教材や手法をやってきてはみたが、どれも決定打とはならなかったが、今回紹介する『英語独習法』での英語学習法は決定打となりそうだ。

 

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英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)

英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)

 

 

 

『英語独習法』の目的

 

この『英語独習法』を読むと、外国語としての「読む」→「聞く」・「書く」・「話す」までの道のりがいかに遠いかがよくわかる。そしてどうすればその壁を越えていけるかも理解できる。

 

なぜなら、この『英語独習法』の目的は、

 

認知科学で知られている「学習の法則」を外国語学習に当てはめ、さらに英語の特徴を勘案しながら、英語学習の合理的な学習法を提案すること

 

としている。

 

さらに、

 

「合理的な学習法を提案する」だけでなく、「その理由としくみを解説する」ということが本書の特徴で、これまでの英語学習の数多の書物と違うところだと自負している。

 

 と、筆者が言うように認知科学の「学習法則」の知見から、精神論ではなく、独自の経験論でもない「汎用的な英語学習法」が理由をもって提案されているのだ。

 

 

「はじめに」書いてあったこの文章を読んだだけで、ボクのこの本への期待感はかなり高まった。そして、読み終えたあともその期待はまったく裏切られることはなかった。書いてある内容に、ボク自身の学習経験から照らし合わせても、まったく納得のできる内容であった。 

 

 

 

『英語独習法』の主な対象者

 

本書は主に、仕事の場でアウトプットできるレベル、すなわち自分の考えを的確・効果的に表現し、相手に伝えられるレベルの英語力を目指す人に向けて書かれている。

 

この本は英語の初学者向けの本ではない。学校教育での英語学習を一通り終えたあとも英語学習を継続している社会人向けの本である。英語の「読む」→「聞く・書く・話す」の各段階のギャップがよくわかっている人向けとも言える。

 

または、

 

英語でも、記憶や理解の認知のしくみを反映した学習法や指導法は大事なはずである。「わかりやすく教えれば、教えた内容が学び手の脳に移植されて定着する」という考えは幻想であることは認知心理学の常識なのである。

 

とあるように、英語学習者に英語を教えている者にとってもぴったりの本だ。むしろ、英語学習指導者こそ、読むべき内容であると思う。

 

この『英語独習法』は認知科学からの英語学習の実践的な解説本であるので、英語そのものよりも、認知心理学による合理的で効果的な英語学習による「英語の能力化」の方法に重点が置かれているので、読み進めていくと部分的に難しく感じる人もいるかもしれない。

 

ただ、実践的な部分だけを読み取っていけば、英語学習の理論書というよりも、実践書として読むことも可能だ。理論がわかった方が、実践にも幅がきくし応用できるから全て読んだ方がお得ではある。

 

 

要約

 

かなりざっくりいうと、『英語独習法』は日本語(母語)ではない英語(外国語)が耳で聴こえて、アウトプット(書く、話す)もできるようになるためにはどうすればいいのかを認知科学の知見から合理的な英語学習方法を解説した本だ。

 

 

とくにポイントとなるのは、「語彙力」。

  

言語を自在にアウトプットするためには、語彙が欠かせない。もちろん、文法の知識も必要だ。文法の知識が語彙の中に融合されていなければ、言語を自在に操ることは不可能なのである。

 

語彙があるといっても、「chase」=「追いかける」のように、日本語でわかる英単語の意味をたくさん知っていることではない。単語帳での学習の限界もここにある。

 

 

日本語の「追いかける」は、英語では、

 

・pursue

・chase

 

この二つの動詞が候補になるが、その違いは、目的語にどのようなもをとるかによっても変わってくる。

 

pursue → 目的語:carrier, goal, degree, educationなど
chase   → 目的語:cat, rabbit, ball, packなど

 

といったように。

 

 

こういった言葉を「共起の知識」を筆者と説明している。その単語それぞれに、また文脈によって、共起される単語が異なるということだ。

 

それが、動詞に限らず、名詞、形容詞、副詞にも当然ある。

 

このような単語の知識を無意識のうちに使いこなせるかどうかが、学習の習熟度によって変わってくる。

 

とくに、英語で悩まされるのは、いくら文法を完璧にマスターしたとしても、「名詞」が可算名詞なのか、不可算名詞なのか、「前置詞」はどれがいいのかは、常に付きまとう問題だ。

 

 

このような無意識に使える「語彙の知識体系」を言語知識の「スキーマ」と説明している。

 

スキーマは「知識のシステム」ともいうべきものだが、多くの場合、もっていることを意識することがない。母語についてももっている知識もスキーマの一つで、ほとんどが意識されない。意識にのぼらずに、言語を使うときに勝手にアクセスし、使ってしまう。

 

ことばについてのスキーマは、氷山の水面下にある、非常に複雑で豊かな知識のシステムである。スキーマは、ほとんど言語化できず、無意識にアクセスされる。可算・不可算文法の意味も、スキーマの一つなのである。

 

 

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この「スキーマ」は母語である日本語と第二言語である英語で大きく異なっている。だから、この「スキーマ」の違いが英語学習の最大の妨げになるという。つまり、この妨げが「読む・聞く・書く・話す」4技能の壁となるわけだ。

 

 

『英語独習法』では、母語である日本語のスキーマと英語のスキーマの違いを意識して、英語のスキーマを段階的に身につけていくような学習方法をとることを勧めていて、その具体的な方法が提案されている。

 

 

実際に目新しい方法は特にないのだが、ただ、それぞれの方法での意識の向け方や、何に重点をおけばいいのかを、認知科学の視点から事細かに説明している。この『英語独習法』のうまみはそこにあると思った。

 

 

 

各章の簡単なまとめ

 

第1章:認知のしくみから学習法を見直そう
・記憶や情報処理のしくみが英語学習にどうかかわるかを説明している。

 

第2章:「知っている」と「使える」は別
・認知科学の概念である「スキーマ」を英語学習という視点で解説。

 

第3章:氷山の水面下の知識
・知っていることが意識されない暗黙の知識である「スキーマ」が英語ではどのような構成になっているかを解説。本当の「語彙力とは何か」もわかる。

 

第4章:日本語と英語のスキーマのズレ
日本語と英語のスキーマのズレを説明し、どうすれば、英語のスキーマを身につけれるのかを5つのステップで解説。 

 

第5章:コーパスによる英語スキーマ探索法 基本篇
オンラインツールなどを使い、英語スキーマを探索する方法を6つのポイントで解説。

  

第6章:コーパスによる英語スキーマ探索法 上級篇
英語スキーマの探索をさらに深く進めていくために、言語の研究者も使う本格なツールを紹介。

 

第7章:多聴では伸びないリスニングの力
語彙が少ないのに、無理にたくさん聴いてもリスニング力はのびない。リスニングに時間を使うよりも先に「語彙を強化する」ことや、その分野の「語彙のスキーマ」を身につけることに時間を使ったほうがよい。そのための具体的な方法の解説もある。

 

第8章:語彙を育てる熟読・熟見法
多読、多聴の目的と限界を解説し、それよりも、語彙を育てるには熟読を勧めている。さらに、深い情報処理をして単語を覚え、語彙を増やす方法として映画の「熟見」を勧めている。

 

 

第9章:スピーキングとライティングの力をつける
スピーキング(話す)とライティング(書く)はどのような順番でどのように学習を進めていくと合理的なのかを認知的な違いからわかりやすく解説。結論はまず「ライティング」から。

 

第10章:大人になってからでも遅すぎない
母語である日本語の学習と、日本語を習得した後の英語学習の仕組みの違いから、合理的な英語学習について解説。そのうえで、語彙力の完成はいくつになっても訪れないのだから、英語学習は大人からでも遅すぎることはないと述べている。

 

探求実践編
動詞、名詞、前置詞の使い方を課題探求から実践的に解説。

 

 

 

 

おススメな読み方

 

理屈はともかくすぐに実践したい人

 

第7章 多聴では伸びないリスニングの力

 ↓

第8章 語彙を育てる熟読・熟見法

 ↓

第9章 スピーキングとライティングの力をつける

 ↓

第5章 コーパスによる英語スキーマ探索法 基本篇

 ↓

探究実践篇

 

 

リスニング、スピーキングのアウトプット力をつけたい人

 

第3章 氷山の水面下の知識

 ↓

第4章 日本語と英語のスキーマのズレ

 ↓

第5章 コーパスによる英語スキーマ探索法 基本篇

 ↓

第7章 多聴では伸びないリスニングの力

 ↓

第8章 語彙を育てる熟読・熟見法

 ↓

第9章 スピーキングとライティングの力をつける

 ↓

探究実践篇

 

 

英語を教える方

本書全編

 

 

おわりに

 

英語を習得するには、誰かに教えてもらいながら学習する時間よりも、独りで繰り返し読んだり、作文をすることに多大な時間を使うことがカギとなる。

 

この本のタイトルになぜ「独習」がついているのか、最初の方はよくわからなかったが、読んでいくうちにそれがわかった。

 

独習=自主トレがなければ、この本で提唱されていることは実現できない。語学に限らないが、圧倒的な「独習」量によって、スキルが内在化していくからだ。

 

達人になるためには感覚と直感を磨くことが大事だ。感覚と直感は、長年の訓練により、知識が頭ではなく身体の一部になって得られるものである。短い時間で楽に達人になることはできない。なにごとも熟達するには、時間がかかる。

 

ただ時間をかければよいわけではない。どのような分野でも、いやいや取り組んだり、うわのそらで取り組んだりしていては、いくら時間をかけても上達しない。注意を向けて取り組み、自分の進歩を糧に、自分なりの学習方法を編み出して学び続けた人が達人になる。

 

 英語に限らず、なにごとにも「熟達」するには、時間がかかる。特に語学はあせらず、じっくりと取り組んでいきたい。

 

  

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『英語独習法』の目次

 

英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)

英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)

 

はじめに
第1章 認知のしくみから学習法を見直そう
第2章 「知っている」と「使える」は別
第3章 氷山の水面下の知識
第4章 日本語と英語のスキーマのズレ
第5章 コーパスによる英語スキーマ探索法 基本篇
第6章 コーパスによる英語スキーマ探索法 上級篇
第7章 多聴では伸びないリスニングの力
第8章 語彙を育てる熟読・熟見法
第9章 スピーキングとライティングの力をつける
[ちょっと寄り道] フィンランド人が英語に堪能な理由
第10章 大人になってからでも遅すぎない
探究実践篇
【探究1】 動詞の使い分け(1)──主語・目的語に注目
【探究2】 動詞の使い分け(2)──修飾語・並列語に注目
【探究3】 動詞の使い分け(3)──認識を表現する
【探究4】 動詞の使い分け(4)──提案を表現する
【探究5】 修飾語を選ぶ──頻度に注目
【探究6】 抽象名詞の使い分け──共起する動詞と修飾語に注目
【探究7】 前置詞を選ぶ──前置詞+名詞の連語に注目
【探究8】 抽象名詞の可算・不可算
本書で紹介したオンラインツール
参考文献
あとがき

 

参考オンラインツール

Weblio 英和・和英辞典

Cambridge English Dictionary

英辞郎 on the WEB Pro(有料)

SkELL

Sketch English(フル、有料)

COCA
WordNet:A Lexical Database for English

英会話スキルはまだ不要、英文を読める程度でいい@英語学習

投稿日:2021年2月27日

 

英会話って必要ですか?

 

どれくらいの人が英会話を必要としているのでしょう。英語しか話せない人と言葉を交わすような場面ってどれくらいあるのでしょうか。

 

ボク自身は、そういう状況に置かれていないので、英会話スキルはまだ不要です。それよりも、英語の読解スキルが必要です。欲を言えば英語のリスニング力もあるといいかなぁ。

 

ボクがはじめて英語を学んだのは中学1年のときですが、今や小学校3年生から英語学習がスタートする時代です。小学校4年間、中学校3年間、高校で3年間。多くの人が約10年間英語を勉強することになります。

 

ただ、10年間英語を勉強して、その後、日常生活や仕事で英語を必要する人ってどれくらいるんでしょうね。

 

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Photo by Thought Catalog on Unsplash

 

 

ボクの場合は、たまたま自分の関心ある分野や、仕事上の問題解決で英語の文章を読むことがあるぐらいです。英語で話したり、文章を書くこともほとんどありません。

 

しかし、英文を読むということに限れば、ボクの場合、ほぼ毎日なんらかの英文に触れているのが現状です。大半はあることを調べたりしているうちに英文に触れることが多いです。

 

 

■情報量が圧倒的に違う

 

調べる内容にもよりますが、多くの場合、日本語での情報よりも、英語での情報が圧倒的に多いです。1億人の日本語ユーザーよりも数十億人の英語ユーザーの方が桁違いに多いですからね。情報が豊富です。

 

 

例えば、以前「レジリエンス」について書きましたが、このキーワードをWikipediaで調べると、日本語と英語で情報量がかなり違うのです。

 

以下サイトを一度みてください。

 

日本語のWikipedia

レジリエンス (心理学) - Wikipedia

 

英語のWikipedia

Psychological resilience - Wikipedia

 

 

ざっと6~7倍の情報量の違いがありそうです。英語がある程度読めると情報をより多く深く取得することができることが多いのです。

 

日本語では、まったく存在しない情報も英語では存在することが多々あります。以前に、仕事上の問題を解決する上で悩んでいたとき、日本語での情報がなく、英語情報でやっと解決方法みつけてその問題に対処できました。

 

 

ボクの英語力は、読解に偏っているのと、それにまだまだ語彙力も微妙です。なので、英語の上級者や達人ではありません。日本でしか英語教育を受けていない凡人です。

 

それでも、ある程度英文が読めるのは、学校で英語を学んできたからでしょうか。

 

おそらくですが、大学入試レベルの文章が読むことができれば、上にあげたレジリエンスの英語版Wikipediaの記事もほとんど読めると思います。知らない単語は調べればいいだけです。

 

 

 

■中学校からの英語学習

 

ボク自身、中学とのき英語は苦手でした。最初のつまづきは筆記体です。今は学校で筆記体は習わないようですが、なんかこの筆記体の文章が苦手でした。

 

割とスタート時に苦手意識が芽生えてしまったので、単語は覚えられないし、定期テストの点数はひいどいものでした。中1,中2の英語の評価は1か2でしたね。

 

中3になって、とにかくがむしゃらに単語は覚えて、知っている単語をつなぎ合わせて勝ってに意味を組み立てて理解していました。

 

そんな無理なやり方で高校入試の英語問題はある程度は読めていました。半分は単語、半分は感ですね。当時はみんな、そうやって読んでいると思い込んでいました。

 

高校に入って、苦手な英語は頑張らないといけないと思い、授業はしっかりきくように心掛けていました。

 

 

 

■英語には正しい読み方がある

 

ボクが通っていた学校では「文法」と「読解」の2つの英語授業がありました。特に「文法」の授業が、ボクにとっては目からウロコでした。

 

それまで知っている単語をむりやりつなげて読んでいたものに、ちゃんと決まったルールがあることをはじめて認識できたわけですから。

 

5文型や品詞、句と節の捉え方を知って、やっと英語の正しい読み方がわかった気がしました。中学の3年間わからなかった英語が、単語の並びに意味があり、その並び方が変わるだけで意味がまったく異なることもわかりました。

 

そこから英語学習が楽しくなり、高校の時はとにかく文法理解を先に押さえて、あとは、単語がわからないと文書は読めないので、単語をひたすら覚えました。この頃は英語学習は楽しいものでした。

 

 

英文読解を一番勉強したのは浪人のときです。代ゼミへ通っていたので、西谷昇二先生や宇佐美光昭先生の授業は面白く、奥深く、いろんな励ましも頂きました。英語を通して多くのことを教えて頂きました。

 

 

■大学で英語レベルがダウン

 

しかし、大学に入ってからすっかり骨太の英文を読む機会が減りました。大学4年間で、英語読解力はかなり下がってしまったと思います。浪人時の方が英語レベル高かったとおもうほど英語から離れていました。

 

 

 

■仕事で英語が必要に 

 

その後、あるIT系の会社に就職して、システムエンジニアとして仕事をしているときに、技術的な問題いを解決する上で、たどりついた情報が英語しかなく、頑張って英語で読み進めました。

 

仕事で差し迫ったのもあったおかげで、必死になって読んでいくうちに、浪人している頃のように英文が読めるようになってきましたね。やはり使わないと錆びるのでしょう。

 

そういこともあって、英文は意識的に読むようになりました。もちろん興味のある分野しか読みません。

 

 

 

■英会話よりも英文読解

 

会話ができるわけでもないし、英語がしっかり聞き取れるわけでもないです。なので、ボクの英語力にかなりの偏りがあるけど、とりあえずは十分ですね。ただ、語彙力はもっと増やしていきたいです。単語を調べたりするのは面倒です。覚えてしまった方がはやい。

 

 

■次はリスニング力 

 

ただ、興味あるYoutube動画コンテンツが英語で話されていたりすると、やっぱり、リスニング力は鍛えておけばよかったかなーって思うのです。Youtubeには字幕機能があるので、英文字幕にすることで、英語で話されている内容は読んで理解可能です。

 

それでも、やはり、英語で話していることを、すぐに耳でも理解できる状態へもっていきたいと思うのです。なぜならば、Clubhouseのような音声専用SNSが台頭してきたからです。

 

Clubhouseでは音声のみで、字幕はでないし、チャットすらありませんん。なにやら貴重な情報が活字ではなく、音声で流れていることを考えると、リスニング力はこれからでも鍛えて、使えるレベルにまでもっていこうと思っている段階です。

 

 

■やり直しのアドバイス

 

最後に、英語が正しく読めるようになるために、中学生の頃の自分へアドバイスするならば、次の3つです。

 

1.文法を完璧にする

2.語彙力を猛烈と頑張って強化する

3.自分のレベルにあった英文を毎日読む

 

さらに付け加えるなら、「リスニングもやった方がいい」ということです。

 

 

これを中学1年次からやっておけばよかったな~って思います。

 

英語力は年季です。なので、これからも、トレーニング用の英文を読むことを続け、さらにリスニング力を鍛えていこうと思います。

 

 

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■英語を再学習をされている方のモチベーションをアップするのにおススメな本

 

学生のときよりも、社会人だからこそ英語を学ぶことが楽しくなると力説。 『英語を学ぶのは40歳からがいい』というタイトルもなかなか良いですね。

 

 

いまさらながら耳勉強@オーディオブック活用

勝間さんのブログに「CD、テープを聴いて勉強しよう!!」というブログがあります。あまり更新はされていないようですが、過去のエントリをザーっと読んでみました。

CD、テープを聴いて勉強しよう!!
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/audio_book/


このブログでは「音声学習」の有効性についていろいろと語られております。「耳学問」ですね。「耳で聞いた内容」というのは「読んだ内容」よりも覚えているものだなぁーと思います。この「音声学習」についてのまとめリンク集です。

「音声学習」について

■音声学習を勧める4つの理由
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/audio_book/2004/10/post_6.html
 
■なぜ音声学習が効果的か〜最新の二つの学説から
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/audio_book/2004/12/post_2.html
 
■音声学習を続けるための3つのコツ
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/audio_book/2005/02/post.html
 
■オーディオブック入門講座
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/audio_book/2005/07/post_bbc8.html
 
■ヘッドフォン講座
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/audio_book/2005/09/post_10db.html


読んでいただけるとわかりますが、各エントリの「ムギ」さん含めてのコメントも面白いです。もっとこの「耳」での学びを活用できそうなのが、やはり「英語」ですよね。というこで、英語そのものについてのエントリもまとめておきます。

「英語学習」について

■英語Audio Book入門講座
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/audio_book/2005/08/audio_book_2a01.html
 
■英語のヒアリング能力を上げる方法
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/audio_book/2005/12/post_d6cd.html


このブログの大半のエントリは英語のオーディオブック書評・感想です。新卒時TOEIC420点だった勝間さんの英語力が、如何にしてビジネスレベルまで活用できるようになったのか。このオーディオブックを大量に聞いたところにヒントがありそうですね。しっかりマネていこうと思います。

TOEIC驚愕の結果

10月に受けたTOEICの結果がわかりました。
 

   LISTENING(175)
   READING (115)
  ---------------
   TOTAL  (290)

 
なんと、290点!!

 TOEICを受けた翌日に書いたブログでは、「点数は厳しいだろうなー。」って書いていました。でも正直300点は超えるだろうと思っていた。結果は300点以下。TOEICの勉強何もしていない、英語もろくに勉強していないといっても、ヤバすぎる素の英語力

とりあえず、ボクの3倍以上のスコアを持っている(ってか1/3も満たしていない)奥さんにメールで結果を伝えた。こんな素敵な返信が・・・。

 スゴイね(;゜0゜)わざと出したスコアみたいだね。


わざとじゃありませんから(ーー゛)。ボクは至って真面目に受けましたから。たしかに一瞬寝てしまったけど、真摯にテストを取り組みました。

帰宅してからさらに言われたこと。

 何も考えずに、適当に選択した方がいい点数になったんじゃない?


だめだ、英語強者にはわからないのだろう。英語弱者の感覚が、この屈辱が。よく「奥さんに英語教えてもらえばいいじゃない」なんて言われますが、この感覚のズレからいくと、やっぱムリっす。

まあ、とりあえず英語力の素の状況が数値化できたので、あとはこれを上げていくだけです。底辺からのスタートです。とりあえず、次は来年の3月に受験予定。「英語弱者の戦略」を考えて英語学習を行い、結果として100点以上アップをめざしたい。

英語勉強本コレクション

昨日(2008年10月26日)、TOEIC(第142回)を受験してきた。受験した目的は、今の自分の素の英語力を数値化したらどれくらいになるのかってことを知るため。2時間の試験中、集中力が途切れて一瞬寝てしまう時間があった。正直、よくわからんことが大半であった。点数は厳しいだろうなー。
 以前、ブログで英語の勉強をしますと書いた。それからおおよそ1ヶ月。毎週一回、東京英会話倶楽部へ行ってそこをアウトプットの場としている。アウトプットするからには、インプットも当然必要なのだが、これが全然進まなかった。せっかくアウトプットの場は仕組み化したつもりだが、インプットがあまりにも出来ていない。
 アウトプットの場をさらに活かすためにも、インプットを充実させなければと思い、英語勉強について再度見直すことにした。ここ数ヶ月で読んだ英語勉強本を、ざーっと読み直した。読んだ英語本は5冊。それぞれ主張がかぶることや、正反対のこともあるが、それからか自分向けに抜き出して自分用の英語学習法を考えてみた。


まずは、これ。留学しなくても国内でいかに英語力を高めるかについて書いている。

  • アウトプットには大量のインプットが必要。
  • DVDの学習が有効


次に、「英語脳」について、脳機能学者の苫米地英人さんが脳科学の見地より書かれた英語勉強本。

  • 英語脳をつくる。
  • 日本語を使う学習はNG。
  • 言葉は「見る・聞く・感じる」→「話す」→「文字を覚える」の順で使えるようになる。
  • 暗記はしない。
  • 意味は視覚情報があってこそ意味がある。
  • アメリカの連ドラがオススメ。


これは実践編として、以下もある。

英語は逆から学べ!実践トレーニング編 ?聴くだけで英語脳ができるバイノーラルCD付?

英語は逆から学べ!実践トレーニング編 ?聴くだけで英語脳ができるバイノーラルCD付?

  • TOEICの最初のテストのような写真がある。
  • 英語脳をつくる特殊音源のCD付。耳にきこえるのは写真についての英語での会話。

勉強とくれば、レバレッジシリーズです。それの「英語勉強法」版。いかに短期間で英語ができるようになるか。

レバレッジ英語勉強法

レバレッジ英語勉強法

  • 偏った英語(狭い範囲の英語)。
  • 完璧な英語を捨てる。
  • 即効性の勉強:偏った単語(100)・フレーズ(20)、get・haveの使い方を覚える、自己紹介。
  • 遅効性の勉強:リスニング、アクセント、リズム
  • 比率は即効性:遅効性=8:2ぐらい。
  • ワンクールは3ヶ月を目標とする。180時間ぐらいを3月で、1日2時間ほど。

そして、本屋で平積みしてあった本で、Google社長と英語勉強というキーワードにひっかかて即買いした本。

  • 読む:会話の多い本、探偵物は面白い。1分間500word読める。
  • 単語:ひたすら眺める。
  • 話す:自分自身についての100の文章を書く。
  • 聞く:1日1時間。3年で1000時間を目標とする。

最後は、TOEICを受験した直後に本屋さんで手に取った本。それがこれ。

英語でチャンスをつかみなさい!

英語でチャンスをつかみなさい!

  • ネイティブが作った教材を使う。
  • TV番組:NHKで放映している「フルハウス」がよい。
  • DVD:「フレンズ」がよい。
  • これらの中からよいフレーズがあったら、丸暗記して使ってみる。

以上の勉強本を読んで、自分にあいそうなやり方で、11月の英語学習は以下のようにやってみる。

  1. 読む:1日30分。英文を読む(翻訳なし)→『English Zone』雑誌っぽいけどコンテンツが面白い。面白そうなら読む気になる。
  2. 聞く:1日60分。NHKの「フルハウス」を見つつ、移動中に好きな内容の英語を聞く。
  3. 話す:1週240分。週一回の東京英会話倶楽部と、寝る前の自助努力式の英会話。相手は奥さん。


せっかく、買った英語勉強本はすべて活かさないと、もったいない。自分の都合のいいように活用していこうと思う。

有言不実行な英語学習

先月(2008年8月)のはじめに、「1ヶ月間英語を勉強します」ということをこのブログに書きました。そして、その「1ヶ月」があーっという間に過ぎました。結論から言いますと、出だしの2,3日に英語を1時間ほど勉強したぐらいで、そのあとはほとんど勉強できておりません。まさに三日坊主

こんなことでは、「実現したいことがいつまでたっても実現できん!!」と改めて危機感を覚えました。本気で取り組まないと、いつまでたっても身につかない!

もともと8月に実施しようとしたことは、いたって単純です。他の勉強と同様に、何を「アウトプット」するかを決めて「インプット」をひたすら実行する

これが基本スタンスですなのですが、ボクはこれの逆をやってしまった感がありました。勉強しようとしているテキストを覚えてからどこかアウトプットの場を後から探せばいいと思ってしまったのです。

後々「意志」に頼るようなことをやっておりました。その結果、他のことに流されてあっという間に英語学習を行わなくなっていました。

「9月こそは!」
ということ、9月からまずアウトプットの場として、より強制力の働く、英会話教室のような場に行こうと思いました。普通の英会話スクールだと、コストがかなーリかかります。そこで、以前さんどらさんが紹介されていた英会話クラブへ行くことにしました。それが「東京英会話倶楽部」です。日本人同士の会話ですが2時間弱で500円です。500円って・・・安くて助かります。

 会社の帰りによって勉強しようと思い、手始めに「青山イングリッシュクラブ」へいきました。まずは全体の感じと雰囲気、内容を知るためです。自分のアウトプットの場として適しているのかどうか。はじめていった英会話クラブに先ほどの、さんどらさんが居てビックリ。青山以外にも教室がたくさんある中まさか来ているとは思いもよらず。でも知り合いがいってちょっと安心。

 テーブルごとにレベルが分かれているのですが、自分の場合はもちろん、初心者テーブルです。ここで、おおよそ2時間弱アウトプット前提のトレーニングができます。実際、参加してみて現時点では、ボクにとってのアウトプットの場になりそうです。

ここの場で、「何を話すか」といういう意識を持ち、その上で『自分のことを英語で話すパーソナルワークブック』をつかってインプットの勉強を日々1時間目安で勉強するようにしました。

『自分のことを英語で話すパーソナルワークブック』

このテキストからは、自分なりの目的を持って使えそうなフレーズをどんどん覚えていきます。その覚えたフレーズの成果を試すのが「アウトプット」の場である「英会話クラブ」となります。週1〜2回を目安にいこうと思います。9月はこれで進める予定です。「アウトプット」の場が定期的に入ってくると、必然的に「インプット」も充実させたくなります。やはり、日々の活動に英語の「インプット」のタスクを追加することは難しいこともありますが習慣化までもっていこうと思います。

 ちなみに、今日の午前中は「立川英会話クラブ」へいってきました。青山とは異なりメンバー層が広い感じを受けました。やはりアウトプットはまだまだスムーズにとはいきませんが、どんなことをインプットしてアウトプットするかの目安がつきやすいので、これは効果見込めそうです。

 ということで9月は、今度こそ有言実行!