思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

「人生戦略策定」をやってみよう!


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先月(2008年7月31日)受講した勝間さんの「人生戦略策定セミナー」で学んだことを、もう少し時間をかけてやってみました。
セミナーを受講した時には、その場でテキストに記入しながら進んだのですが、如何せん20秒、1分という結構短い時間での記入であったので、思ったことがかけないまま先に進んでしまっていたので、後日じっくりやってみようと思っておりました。

2時間という枠でやってみようと試みました。一人では強制力が働き難いのと、意見交換ができないので、奥さんと一緒に人生戦略を策定してみました。奥さんはセミナーを受講していなかったのでセミナーで使ったテキストを熟読してもらい、簡単に説明しました。場所も家よりかは別の場所の方が集中できそうだったので、僕らの別宅書斎である「スタバ」で行うことにしました。

1.夢を書き出す(所要時間40分)

<人生戦略を5要素に分けて考える>「夢」→「ミッションステートメント「予定」
「予定」→「KPI」(数値化できる)と「習慣」(無意識)を導き、習慣化の仕組みへ
セレンディピティ」を意識

とういことで、まずは「夢」を箇条書きで思いつくままに書きなぐってみました。僕のは32個、奥さんは3個。この時点では書いた内容も粒度がバラバラです。僕は普段から手帳にこの「夢」の類をたくさん書いているので出すのはたやすかったです。一方で、奥さんは3個出すのも時間がかかったようです。そこで、書き出しの切り口が『ライフストラテジー 人生戦略』(フィリップ・マグロー著)に書かれていたので、使ってみることにしました。

  • 個人
  • 対人関係
  • 仕事
  • 家庭
  • 精神

そうすると、なんとか12個ほど書き出たようです。やはりある程度の枠組みがあった方が書きやすいかもしれません。

2.夢の分離(所要時間10分)

<準備>

  • 夢を「ミッションステートメント」と「予定」に分離する。
  • 期限を明示して、達成したかどうかが測定できる、できれば定量的な目標を設定する。
  • 定量的にあつかうものは「予定」とする。測定できないものはミッションステートメント

とりあえず、「いつまでにやっておきたい」、「いつまでにそうなっていたい」という予定日付を入れることができそうな項目を抜き出しました。抜き出したものが「予定」となり、それ以外残ったものを「ミッションステートメント」のネタとしました。

3.ミッションステートメント(所要時間0分)

<ミッションステートメント

  • 人生の目的、最終的な判断基準。
  • 自分の強みの延長線上で考える。
  • 社会へのインパクトを考える。
  • 自分の葬儀の悼辞でどんなことを言われたいか。

残った項目をこれらの視点で整理・集約し直そうと思いましたが、これはけっこう大変そうなので、後回し(汗)。

4.目標(予定)の設定(20分)

<目標(=予定)>

  • ミッションステートメントより中期的(1年後、3年後)。
  • 明確なアウトプット(何が達成・実現しているか)を決める。
  • SMARTを意識する
    • Specific 具体的か?
    • Measurable 定量的に測定可能か?
    • Aggressive and Achievable 高い目標かつ現実的か?
    • Related ミッションなど他目標との関連性はあるか?
    • Time-bound 制限時間は?

先ほど「目標(予定)」そして抜き出した項目が、かなり多数出たので今日は1つに絞ってやってみました。前回、英語学習のことについて書いたので、ひきつづき英語の内容です。
「日常生活レベルで意志疎通ができる英語力を身につける」という目標に対して、中期的(3年後、1年後)な目標を立ててみました。

  1年後:「日常を描いた英語でのドラマの内容を字幕なしで理解できる」
  3年後:「日常生活レベルで意志疎通ができる英語力を身につける」

5.予定から活動へ(所要時間50分)

<予定→活動>

  • これらの「予定」と「今日の活動」をリンクする仕組みを作る。

■STEP1

  • 予定を月ごとに分割(ひたすら分割)して、中間目標を作る。

■STEP2

  • 予定の達成度に影響するKPI(Key Performance Indicator)を特定する

■STEP3

  • KPIにプラスになる「良い習慣」と、マイナスになる「悪い習慣」を決める。

■STEP4

  • 「良い習慣」を続ける仕組み、「悪い習慣」を遠ざける仕組みを導入する。

■STEP5

  • 定期的に予定の進捗、KPIをモニターし、仕組みの見直しを行う。

■STEP6

まずは、前の段階で書き出した1年後の予定をもとに12ヶ月分に落とし込む。これでSTEP1を実施。
そして、KPIを特定するのですが、英語は比較的わかりやすくTOEICがありますのでそのスコアをKPIとしました。ただ、「日常を描いた英語でのドラマの内容を字幕なしで理解できる」というのがTOEICのどれくらいのスコアなのかがよくわからない。でもざっくり650点ということにしておきました。
次に、英語を勉強する上で「良い習慣」と「悪い習慣」を列挙してみた。詳しい内容は今回は省きます。ここが「予定」を「行動ベース」に落とすところとなります。
あとはそれぞれのこの習慣を日々やっていくのみとなります。ここまできて予定を行動まで落としこめました。このSTEP3〜4は「戦術」に該当する部分なので特に大事だと思います。
あとは、実際にどこまでどう進んだのか、なぜうまくいっていないのかを確認するSTEP5です。これのタイミングは「月ごと」に予定を立てたのだから、「月ごと」に仕組みの見直しをすることにしようと思います。

6.全体の感想

  • 2時間では足りなかった。結局、ミッションステートメントをまとめ抜けなかった。一つのことを行動まで落とし込むのみ合計3時間かかっている。
  • たくさん出した目標の中から一つだけ絞って次の「目標(予定)」の設定を進めました。ひとつだけでも「日常の行動レベル」にけっこう時間かかるし大変です。
  • 月一度見直しが必要かなぁ。
  • 書き出すための切り口といったツールがほしい。
  • 思った以上に全ての予定を書き出すにはかなりの時間がかかりそう。人生の戦略に関わることなので、時間はそれなりに確保して作業していきたい。


今回は、身内2人のみでやってみましたが、何度かやってみてワークショップ的な形ができるように整ったら、セミナーに受講された他の方々ともこれをとことんやってみて意見交換をしてみたいです。そしてその場を「人生戦略策定」の定期的な作成・修正の場になるのであれば、継続かつ強制的にできる仕組みの一つとして使えるのではないかと思っております。

(8/7 8:25 修正)