超短メモ
大事なことだけ、ちゃんとやれ!―ゼロ成長企業を変えた経営の鉄則
- 作者: ジェームズキルツ,ロバートローバー,ジョンマンフレーディ,James M. Kilts,Robert L. Lorber,John F. Manfredi,高遠裕子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 知識が多いに越したことはないが、実社会ではその知識をどう使うかを知っているほうが重要だ。
- 10以上の業種の優良企業について調べてきた。どの業種でも、5年にわたって好調を維持している企業は、たいてい一番ではなく、二番ですらない。その業種でつねに上位1/3に入っている企業だった。常に上位に入っていることのほうが重要なのだ。
- コミュニケーションがすぎると、聞いてもらえなくなると考えてはならない。
- 能力が高くても、性格に問題のある人間は避けるべきだ。能力があって人柄のいい人間が来るまで待てばいい。そうすれば、仲間ができ、毎日が楽しくなり、文化がうまれる。
- トラブルメーカーは、本人がダメなだけではない。組織全体に悪影響を与えかねない。その人間の地位があがり、権限と影響力が大きくなったときの打撃ははかりしれない。
- 高度な論理的思考の持ち主は、一生を通して学びつづける。こういう人間はすぐに見分けられる。かかわることすべてから何かしら学んでいる。
- どれほど頭が切れても、自己中心的な人材は採用しない。独りよがりの自己顕示欲の強い人材を採用しなくても、有能で、なおかつ人格的にも優れた人材は数多くいる。
- メンターが重要である。まったく独力で思考錯誤しながら学んでいくのと、自分より年上で有能な人から助言をもらったり、過去の経験を聞いたりして学んでいくのとでは大きな差がある。
- ビジネスにおいて難しい決断のひとつが解雇だ。往々にして決断が遅れ、結果として全員を傷つけることになる。他所へ行けばスターになれる可能性があることは覚えておいたほうがいい。いずれにせよ、難しい決断を先送りしても楽になれることはない。タイムリーな決断こそ、事業を救い、同僚を救い、結局はクビになる当人を救うことになる。