思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

予定調和はつまらない、偶有性を楽しむ@『セレンディピティの時代』


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超短メモ

セレンディピティの時代』茂木健一郎

セレンディピティの時代 偶然の幸運に出会う方法 (講談社文庫)

セレンディピティの時代 偶然の幸運に出会う方法 (講談社文庫)


■「はじめの一歩」を踏み出すこと

  • とにかく行動してみなければ、何事も始まらない! これがセレンディピティの第一法則。
  • 自分に合った仕事が見つからない、とクヨクヨしていても、仕事が向こうからやってくるわけではない。恋人ができないからといって、ウジウジ部屋に閉じこもって悩んでいても、素敵な出会いがあるはずがない。何か面白いことないかなあ、とため息をついている暇があったら、とっとと街に出よう。
  • 何かをする→うれしい→ドーパミンが放出される→もっとしたくなる。これが、人間の脳の回路が「つなぎ変わる」時の大原則なのであります。その名も、「強化学習」。

■創造は受容から始まる

  • 新しいアイデアが自分の中に芽生えるというのは、自分の中に子どもが宿る、受胎するという感じに非常に近い。そして、その子どもが月満ちて生まれる。何かのアイデアが自分の中に受胎し、育ち、かたちとなって生み出されるのが、「創造」の本質なのである。

■脳の免疫系をゆるゆるにせよ

  • 私たちの脳には、異質なものを排除する働きがある。自分の感性に合ったものだけを取り込もうとするということは、つまりは異質なものを受容するだけの力が失われてしまっているということを意味するのだ。
  • 今の時代は、少しでも異質なものやわからないものがあると、排除したり、見ないようにしたりといった風潮があるが、これでは大物は育たない。大物になるためには、異質なものを拒絶してしまう脳の免疫系の働きをゆるめてやることが必要なのである。