■多読か精読か
昨年の6月にフォトリーディングの集中講座を受けました。それ以降、本を多く読むようになりました(フォトリーディングついては別のエントリで書こうと思います)。いわゆる「多読」となるのですが、たくさん読んでいる中でも、「この本はがっつり読み込みたい」という本と出会うことがあります。そんな本は精読します。
さらに他の人はどんな感想をもったのかも知りたくなりました。一冊の本を共通の土台として、そのうえでいろんな見方や考え方、意見をぶつけあう。「そういった場があるといいなーっ」て思いました。その本の精読度がさらに高まるからです。同じ本なのに、線を引くところが異なったり、正反対の感想を持ったり、思いもよらない見方をしたり、関連する有益な情報を知っていたり。もう、精読レバレッジがかなり効くわけです。
そんな精読したい対象本が何冊かあるのですが、最近出会った人の中で、「この本はお勧め」、「面白かった」といった意見が多かったのが『ハイ・コンセプト』でした。
- 作者: ダニエル・ピンク,大前研一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2006/05/08
- メディア: 単行本
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■深堀読書会
自分で読書会を主催すると、自分にとって都合のよい日時に開催することができます。この読書会を、深く掘るように読んでいきたいという意味から「深堀読書会」(そのまんま:汗)と名付けました。『ハイ・コンセプト』を読んだ人を募り、リアルで会って語りあうというとても単純な読書会です。
本はハードカバーの本ということもあり、ちょっと厚みのある本だなーってことで、3回に分けて開催しようと思いました。毎回2時間かけます。2時間が集中できる限度でしょうねー。ただ、やり終えてから思ったのですが、3回でなくてもよかったかなーって思ったり(汗)。2回でもよかったのでは・・・。
■場所
場所の良し悪しで読書会ではじわーり影響します。環境は重要っす。実は寒いとか、アツイとか、タバコクサイとか。実地にて経験しながらナレッジをためこんでいくしかないかなーと思います。今回は参加者が10人ほどとなったので、喫茶店は難しいかなーと思い、貸し会議室を借りました。これも喫茶店(喫茶室ルノアール)が主体のところです。
エリアは首都圏(千葉・埼玉・神奈川・三多摩)からアクセスしやすいところところがよいとおもい、山の手線沿線を中心に考えました。別の勉強会等で行ったことのある場所が使いかってがわかるので、渋谷と新宿の貸し会議室を使いました。人数が5〜6人であれば、会議室ではなく、Cafeとかでもよいかもしれません。
他にも、公民館・図書館なのど共同施設を使うとか、春先なら公園のような外でやってみるのもいいかもしれません。これからの季節なら「お花見読書会」とか(ぜんぜん読書会にならなかったりして)。ともかく、リラックスできるところがよいですね。
■日時
土日の午前中と決め打ちしました。土日の午前中は会議室が空いていることが多いです。Cafeも人が少ないので、席を確保しやすいかもしれません。何よりも、休日の午前中を無為に過ごすのではなく有意義な時間を過ごせます。かなり有意義な土日に変化します。平日についてはいろいろと試行錯誤していこうと思います。
■料金
講師を呼ぶわけでもないし、金とってやるものでもないので、当然実費のみ。といっても会議室借りたりすると費用は発生するので、少しでも抑えたいところ。
今回借りた会議質は2時間2200円。ただし、一人1ドリンクをオーダーする必要あり。だいたいドリンクが500〜700円ぐらいなので、10人いて合計すると、9000円〜10000円になるので、それを10人で割るわけです。ということで単純化して参加費は1000円。9000円で済んだ場合は100円のキャッシュバック。ボク的には1000円というのも微妙ですが。場所代がどうしてもかかってしまいます(汗)。
■進め方
いきなり垂直立ち上げですぐに本題というのもあるのでしょうが、リスクが高いのでそれはやめて、アイスブレイクをして口をほぐしてもらうことが大事かなーと思い、自己紹介+Good&New(もしくはMyブーム)を一人1分めやすにやりました。ここはもっといろんなバリエーションがあってもよいかなーと思います。
みなさんの暖気運転もできたところで、本題にはいっていきます。ここからは一人ずつ発表となります。1回目は本の大見出しごとに、「ここに意見のあるかたいれば発言してください」という感じですすめたため、感想を発表する人と、しない人に偏りが出てしまいました。せっかく読書会に参加しているので、全員に発言をしていただき、それに関してさらに意見交換できるとよかったのですが・・・・。
ということで、2回目、3回目はやり方を変えました。
参加者が10人ほであったので、一人あたり8分を目安に感想発表・意見交換としました。10人いると80分。実際は多少オーバーするので、90分〜100分くらいかかります。8分って実は少ないということがわかりました。感想発表はともかく、意見交換は盛り上がると、あっというまに時間が過ぎます。盛り上がっているところでそれを止めたくもないし、むしろそれが大事なわけです。それでも区切りをつけて次の人へとすすめていきます。ここが難しいなーとおもったところですね。
■読書会マニュアル
3回の読書会を主催してみて、思ったのが、「参加者の協力的な姿勢ほどありがたいことはない」ってことでした。本当に参加者の方々には感謝です。いろんな事情のある中、時間を割いていただいてお越し頂きありがとうございます。
読書会は奥が深いし広がりもあります。やり方によってはかなりレバレッジの利いた自己投資になるように思えます。『読書会マニュアル』という本でもあればよいですが、そんなもの無いようです(^^ゞ なので、これから読書会のいろいろなナレッジ・ノウハウをためていく予定です。