今年の大河ドラマは福山雅治が坂本龍馬を演じる「龍馬伝」。TVをあまりみない友人も、このドラマは観ているといいます。幕末モノというのは、なぜ面白いのでしょうか。時代が大きく変わる節目に生きた人たちは何を考え、どう行動したのか? 江戸→明治と文化が大きくかわる時代を坂本龍馬の生き方を通して追体験する。そんな追体験を大河ドラマを1年かけて観ることで出きます。
グローバル化の波と守旧体制の限界が見えてきた今、幕末時の人々の心理状況と似ているんじゃないかなーと思うことがあります。細かい議論はあるかもしれませんが、それはともかく、社会的な軸がゆるぎはじめた混沌とした時代の中でいかに自分の足元を定めて生きていくのか。これは幕末時も今も変わらないと思います。
「龍馬伝」でも坂本龍馬が最初から花開いていたわけではなく、悶々とする中で、一歩ずつ自分のあるべき道を真摯に探しもとめている姿がうかがえます。このドラマを観ている20代後半〜40代の人は自分と重なるようなところが多分にあったのではないでしょうか。坂本龍馬がフラフラふらついているところに妙に共感を得たり(笑)。
坂本龍馬は剣の道で自分の「強み」を磨き、ツールとしての剣は役に立たないということがわかっても「剣の道」は続けていました。そこから内面を強くしていくところに周りの人も惹かれていきます。ドラマの中ではかなり愛嬌のある人気モノというところもあったと思いますが、自分の軸を着実にしっかり作っていったところにも魅力を感じます。
この時代にはストレングスファインダーといったような自己分析ツールなんてありませんから、剣の道で内観して坂本龍馬は自己分析したのでしょうね。そこから自身の「強み」を見い出し、ひたすらそこのエネルギーを注ぎ込む。もがき動くなかから自分のなすべき道がみえたのかもしれません。
混沌とした複雑化した情報社会で何を自分の軸とするのか。自分の「強み」を見い出すことがひとつのきっかけになると思います。
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