自分の「強み」を具体的に言えるでしょうか? ストレングスファンダーで分かった顕著な5つの資質のことではありません。他の自己分析系テストや、ストレングスファインダーの顕著な5つの資質は、自分の「強み」となる源泉のスナップショットみたいなものだと思います。
「強み」は動的な場面で出てくるものです。動的なものなので把握することが難しいのですが、仕事での自分の行動・感情・思考を記録することで浮かび上がらせることはできます。それを記録しまとめて、整理することで、自分の「強み」ということで文章化して定義することができます。
昨夜、具体的な「強み」を定義してみようという趣旨で「強みを定義する会」というワークショップを開催しました。この「強みを定義する会」では、事前に仕事や日々の行動の中から「好きなこと」「嫌いなこと」を記録しておきます。そして、このワークショップで1つの「強み」を文章として定義します。他の参加者や講師からもフィードバックを得ながら定義文を仕上げます。
「強み」は動的な表現をとるので、定義文は「動詞」になります。さらに「強み」は、動機として「やりたいこと」となるので、「〜されたい」といった受動的な文章ではなく「〜する」「〜したい」といった主体的な文章になります。
講師のガイドに従って定義文(ステートメント)として書き上げます。それを参加者同士で発表してお互いの宣言文に意見を出し合うことでお互いにフィードバックを得ることができます。それによって定義文に第三者の視点が入り「強み」の精度があがります。
一つの「強み」を「定義文(ステートメント)」として書き上げることでワークショップは終わりますが、ここで書き上げた「強み」を実際の仕事の場面で意識して使ってみて、本当に「強み」なのかをチェックしていきます。実はもっと「強み」に深さがあるかもしれませんし、別の「強み」が見い出せるかもしれません。いずれにせよ、先ずは一つ「強み」を定義してみることがポイントです。
次のワークショップは3月の下旬を予定しております。
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