PCインストラクターの仕事がなくなり、営業の仕事をすることになって、2度目の転職を決めたボクは、最初の転職同様に新聞の「折込求人広告」から次の会社を見つ出し、何社か面接を受けて採用されることとなった。
そして環境は抜群に良かったけど、自分の今後のキャリアのことを考えてその会社を退職した。ここまでが前回の記事で書いたことだ。
■退職した翌日に新しい会社へ出社
今回の転職は有休消化は一切なく、月替わりでの転職となった。
朝、いつものようにへ行き、昨日まで乗っていた電車とは反対方向の電車に乗る。都心へ向かうので、やはり混んでいる。ただ、4駅目で下車するので、通勤自体は苦ではない。下車した駅から歩いて10分。会社に到着。
ボクの会社員人生の中では3社目となる会社の従業員は10名にも満たない小さな会社だった。社長もまだ40代ほどで従業員は20代、30代が中心。人数は社長も含めて6人の小さな会社だ。
しかもそのうちの半分は女性。システム開発の職場って男性が多いので、かなり驚いた。社長を除けば、女性の方が多くなる。それが理由かどうかわからないが、ギスギス感は無かった。どうやら今度も職場環境は良さそうだ。
また、これまでとは異なり9時出社ではなく10時出社というのも魅力的だ。10時出社の19時退社だそうだ。9時出社18時退社でもいいらしい。どちからを日によって選べるフレックス制だった。
残業代も、賞与もきちんと出ることに感動した(笑)。基本的に休日出勤も残業もあまりないらしい。ただ納期が近くなる繁忙期のときは、土日出勤も残業もあるそうだ。しかも広範囲な出張もあるという。
■Java研修開始
1か月ほどの研修期間があり、半分の2週間は社長担当の研修で、Java基本研修だった。これはJavaの入門書を1冊買わされて、その入門書をみながら、実際にパソコンでプログラムを書いて動かしてみるものだ。
実際に使っていたのがコレ。
20年たった今でも第7版として売っているから多くの人が使っている本なんだろうなぁ。 ボクが使っていたのは初版か2版だった。
この本はタイトルにもあるように「Java入門」という内容のものだったので、そんなに難しくなかった。ただ、Javaプログラムを動かす環境を自分のパソコンに構築する方が大変だったかな。
ちなみに、Javaはオブジェクト指向が可能なプログラミングだけど、この本では、そこまで習得できる感じではなかった*1。
なので、研修では、「オブジェクト指向」のことは全く学べず、従来通りの「手続き型プログラム」でJavaでプログラムを書くことを学んだ。
社長研修といっても、社長はただ、ボクがどこまでやっているかの進捗を管理しているだけで、基本は自学自習。わからないことは社長に聞くということなのだが、実際は、他の先輩たちに聞いたりしていた。
一応プログラム経験者ではあったので、この本の内容はすぐに終わった。次の研修は、WEBサイトを作る研修だった。
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*1:同じ著者がJava言語でのオブジェクト指向開発の本も出している。『やさしいJava オブジェクト指向編』