昨夜、ビジネスに効く!「旧約聖書」の勉強会に行ってきた。いつもはユダヤ教やキリスト教、イスラム教をテーマとして扱っている内容でしたが、昨日はそれとは異なる内容でありました。
そもそも宗教をテーマにしたビジネス系の勉強会はほとんどみかけない。かずさんが「旧約聖書」をベースとした勉強会に過去何度か参加しているが、今回のテーマはまた一歩踏み込んだ内容となっています。
■過去の関連エントリー
イスラームとの遭遇@先ずは知ることから
http://d.hatena.ne.jp/mitsu1973/20090512/1242111765ユダヤのスーパーパワー@ビジネスに効く!「旧約聖書」
http://d.hatena.ne.jp/mitsu1973/20090607/1244372904
今回は講座というよりも、ディスカッションベースの勉強会です。
- 宗教とは何か?
- 無宗教
- 人はなぜ、宗教を信じるのか?
- 世界の宗教、日本の宗教
- 日本では何が「宗教的」なのか
- 宗教的な「世界」
※扱っている内容の性質上、活字にすると言葉だけが一人歩きしてしまうこともあるので、議論の内容は全体的にオフレコとしていたので、詳細は記載しないことにします。
こういったお題があり、かずさんが説明をしながら、それに対して参加者が意見を出しあいました。普段、あまり話すことないテーマであるにもかかわらず、活発な意見が出ました。
宗教はそもそもどういったものなのか? 日本人に宗教観はあるのか? もしかして世界の中でも日本の宗教観はかなり異なるのではないか?こういった問いに対しても、各自の考えや意見、疑問が活発に出てきました。ボクは無宗教ではなく仏教徒なので、全員無宗教スタンスの意見では面白みがないと思い、宗教を信じる側を意識して意見を出させていただきました。
いずれにせよ、何か信じて生きているし、行動しているわけです。その信じる対象が宗教かもしれないし、科学かもしれないし、なんらかの価値観に基づいて生きています。他者から見た場合、割と宗教を信じているというのは価値観が分かりやすいのでしょうね。「あの人はユダヤ教だからこんな価値観ねぇ」とか。そうすると、海外の人から見た場合、宗教がはっきりしない日本人というのが「価値観がよくわからない」と評されるのも理解できます。だから表面的なものだけをみて、カミカゼとかエコノミックアニマルとかいろいろと言い方が変わるのかも知れません。
世界の中での日本をみていく上でも日本の宗教観を知っていくことは、自分の根底となる価値観に触れることにもなる気がします。けっこう奥の深い勉強会であったのではないかと思いました。