膨大な情報の中から選んだ情報ってどういったものだろう? ネット、新聞、TV、雑誌、たくさんのある情報の中から無意識に何かを選びとってその情報に触れています。その他の情報は「スルー」しているわけです。スルーされない情報もあるってことなのですが、こんな本があります。
『「自分ごと」だと人は動く』博報堂DYグループエンゲージメント研究会
- 作者: 博報堂DYグループエンゲージメント研究会
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/11/28
- メディア: 単行本
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サブタイトルがなかなか良いです。「情報がスルーされる時代のマーケティング」。ボクは新聞の折込広告をたまーに目を通すのですが、ほとんどスルーしていますね。進学塾とかスーパーとかのチラシってみんな同じに見えたりするし。手にとって、みようと思うチラシは1枚あるかないか。
日々、膨大な情報に囲まれる生活者。メディアを通して流れる情報の99%はスルーされる時代です。では、選ばれる1%の情報とは何か。それは、生活者にとって「自分ごと」の情報です。選ばれた情報は、多くの伝達ツールをもった生活者によって、多くの人に伝播される。そう、社会を動かすカギは、「自分ごと」なのです。
「自分ごと」の情報? 自分に関係のある情報のことなんでしょうかね? 量が多いと全ての情報は見切れないから、自分のレーダーにひっかかる情報に優先的に触れますね。
世に溢れる膨大な情報は、意識的にやり過ごしながら生きていかなければ生活は送れませ。意識的に「関係しない」ことで、自分を守っているのです。
スルーする技術ってこの情報過多の時代では必須のスキルなんですね。スルーする中からしっかり必要な情報を拾えるのって、それはそれでテクニックが必要そうです。
いままでマスメディアが情報を受け手に流すということで、ある種一方的であったように思えますが、今、これからはみんなが情報を選択する時代となりました。さらに、個人でも情報を発信する時代となったわけです。そのため情報量はさらに増えましたね。生活者主導社会っていうものらしいです。自分自身が情報発信のメディアでもあり、情報の受け手でもある。この本では、その二方向のスキルについて「情報を発信する力」と「情報を拒否する力」と説明しています。
このようにいろいろとエントリーを書いたところで、ほとんどの人にはスルーされてしまうってことですねー。うむむ(汗)。