「社員教育」
というと、すぐにOJTが想起されがちですが、いや、実際にもそれがほとんどだと思いますが、それだけではありません。当たり前なのですが、OJTは社員教育の一構成要素なのです。なぜかその一構成要素でほとんど済ませてしまうところが多いようです。
人事や社員教育にかかわる人、会社組織を担う経営者の人が、体系的に「人材育成」について考えるネタとしてオススメの本があります。どこから手をつけるべきなのか迷ったときにもいいかもしれません。
『人材育成の進め方』桐村晋次著
- 作者: 桐村晋次
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/05/14
- メディア: 単行本
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コンパクトながらも「人生育成」について、しっかりとまとまっている本です。目次を読むだけでも体系的になっているので頭の中が整理されます。ただ、なぜか「人を理解して育てる」の項目にコーチングのことは書かれておりません。あるのはカウンセリング。むしろコーチングだろうと思ってしまうのですが。。。
最後に、目次を紹介します。この目次が人材育成を進める上での項目になりそうです(^^)
- 企業と人材育成
- 経営戦略と能力開発
- 企業が求める能力
- 能力開発に関する理論
- 人材育成の体系化
- 教育スタッフの役割
- OJTの進め方
- 集合研修の進め方
- 集合研修の今日的意義
- タイミングの考え方
- 階層別教育の進め方
- 研修生参加による自主プログラムの作成
- 組織開発教育
- 教育ニーズの把握
- 研修の環境づくり
- 研修効果の評価と測定
- キャリア形成への支援
- 従業員主導・企業支援型能力開発
- キャリア形成支援の重要性
- キャリア発達に関する理論
- キャリア開発プランの作成とキャリア研修
- キャリア形成支援の現状と課題
- キャリア形成支援の具体例
- キャリア選択に関する理論
- リーダーの養成と組織の活性化
- リーダーシップに関する理論
- 組織とリーダーの役割
- リーダーシップの訓練
- 現場リーダーの育成と小集団活動
- 労働環境の変化と働き方の多様化
- 人を理解し、育てる技術
- カウンセリングに関する理論
- カウンセリング・マインドとライン・カウンセリング
- アサーションと傾聴
- 人的ネットワークの構築”My”という視点