思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

読書のマジ活用


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 前回、読んできたビジネス書を「志向性の発見」との位置づけましたが、もっと大事な側面がビジネス書にはあります。それは「実用・活用」です。様々な知識・情報を「実際に用いる」、「実際に活用する」ということです。
ビジネス書なので、小説やエッセーに比べたらはるかに実用に近いジャンルの本だとは思いますが、それを実際に活用するまでにはなかなか至らない感があります。

それはなぜなのか?その答えのヒントとなる内容を『地頭力』で著名な細谷さんが先日のセミナーで以下のように仰っていました。
本を読んでから実用に至り、それが継続するまで。


  1.本を読む
  2.心に残る
  3.実践しようと思う
  4.実践する
  5.習慣付ける
  6.身につく


3のところがポイントで、3には「あとでやる」「いま、すぐやる」のふたつにわかれ、「あとでやる」は二度とお目にかかることはないと同義語であると言われておりました。ここで、読者の大半が読書として終了してしまうのではないかと思います。僕の場合は、3で終ることがほとんどです。


  1.本を読む(さあ、読むぞ。)

  2.心に残る(いい事かいてあるなぁ。これなんだよなぁ。チェックしとこ。)
  3.実践しようと思う(これはやってみようかなぁ。明日からやってみよう。)
  4.実践する(明日になると忘れている。おしまい。)


こんな具合。
こりゃ、イカンと思いました。意識としては「いま、すぐやる」に持っていかないといけないですよね。読んだことでいいなーと思ったことは、メモに書き、その中で自分にとって必要なことを実践していこうと思いました。
「いま、すぐやる」とは行かないのですが、「すぐやる」ために「やる日時」を決めました。これをすることで、一方で実践することの取捨選択をすることにもなりました。最終的には「6.身につく」なのですが、身につけば今とは違った感覚があるはずです。それがないと「身についた」とは言えないと思います。

たくさんのビジネス書を読んで、共鳴して、感動して、興奮したのに、結局何も変わっていないという結果では読んだこと自体がムダになります。ビジネス書を読んだ結果、「こうなった」と、言えるものがほしいのです。ビジネス書に時間と金を投資しているのですから、そこからの収益率をしっかり意識して高めていきたいと思います。


勝間和代さんの『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』には、実践についてこのようなことが書いておりました。

  ・情報を集め(20%)
  ・新しい解決策を考えて(20%)
  ・実行する人(20%)
    20%×20%×20%=0.8%


だそうで、100人いたとしたら実行する人は1人いるぐらいの割合だそうです。
ここから先は本には書いていませんが、身につける人までを同じように20%と仮定すると、
継続までする人
   0.8%×20%=0.16%
身につく人
   0.016%×20%=0.032%
なんと、10000人に3人ぐらい?という数字が出てきます(ホントかよ!)。
これをみると、あれこれ考えてよるよりもやったもん勝ちではないかと思います。最終的には、それが収入に何らかのカタチで反映してこそ、投資したことに対する最高の結果(リターン)え得ることができるのだろうと思っています。

さんどらさんの「実際に、やってみた」というブログのコンセプトもとても面白いものだし、ちょっとこのブログでも書いていこうとしていることに近いテーマであると思っています。ということで、今後、このブログでも実際に活用して身についたもの、そうでないものもふくめて書いていく予定です。