本田直之さんといえば、レバレッジシリーズ。そして本田直之さんの奥さまでもあり、『ワークライフ“アンバランス”の仕事力』の著者でもある田島弓子さんのトークイベントへ行ってきました。今回、このお2人がそろってのイベントってそうそうないとおもいます。かなりレアなイベントではないかと思いました(^^ゞ。そして、トークイベントの司会はディスカヴァー21の干場社長でした。
(詳しくは→http://d21.boxerblog.com/discover/2009/01/post-f148.html)
「トークイベント」メモ
■日時 1月16日(金)19:00開演
■ディスカヴァー21,東洋経済新報社,大和書房
『不安定な時代を生き抜く仕事力』
本田直之×田島弓子 トークイベント
丸善・丸の内本店 3階日経セミナールーム
内容は田島弓子さん、本田直之さんそれぞれの講演があり、その後、干場社長の司会による夫婦鼎談?となりました。干場さんが前に立たれたとき、なぜか一瞬、結婚記者会見のように見えました(^^)。
田島弓子
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- 「クビになりたくない」から生まれた「目の前の仕事で結果を出す」
- 「やりたいこと」に固執して失敗した最初の転職活動。やる気だけでは受けられない。
- 元上司から声をかけてもらって成功した転職。出会った人とのご縁の大切さ。
- 業界経験ナシで成功した異業種への転職。ものをいうには「基本の仕事力」。
■不安な時代におけるサラリーマン心得4条
- キャリアとは過去の積み上げの結果によって作られるもの。キャリアプランは大局で考える。世の中は自分の知らないことが多い。プランに固執してもよくない。化学反応を見ながら考えていくのがよい。
- サラリーマンが大事にすべき人脈とは出会った人とのご縁。
- 業界・業種に左右されない基本の仕事力がものを言う。
- 与えられた仕事を面白くする。そして、そこから成長すること。人生には「アンバランスに仕事にのめりこむ」時期があってもいい。但し、心は熱くても頭はクールに。
■「アンバランス」に働くとは
自らの意志で、仕事にとことんのめりこんでみる。仕事は自分目線ではなく会社目線で。現場は基本の仕事力をつける宝庫。量をこなすためにこそ知恵が必要。
本田直之
レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』
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- 一番出したかった本。思い入れが強いです。経営者思考の本。
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- よくないスパイラルを変えたい人に。でも重要な欲求。これがないと進歩しないぐらい大事。
■100年に一度!危機
- 不況を感じる→これはチャンスだ。チャンスをどう活かすか。最後のチャンスぐらい。
- 変化の時代。今までのレールが無くなるかも。
■3R--今年のテーマ
- Reduce:1日1個捨ててみる。たくさんのムダがある。ムダなものに囲まれてもいいことなし。
- Reset:新しいことを試してみる。長年やってきたことを変えてみる。
- Rebuild:新しいカタチに作り直す。
■チャンスをいかす7つの法則
- 「サバイバビリティ」:生き残り術。有事のときの能力。いままでの能力とは異なる。
- 「アウターvsインナー」:外を良く見えることに力が注がれてきた。アウターなものは本質的ではない。インナーマインド:考え方・思考・習慣。
- 「借金をやめる!」:「何かを先送りする」ことは借金をするのと同じ。
- 「自分を疑う」:他のやり方を考えてみる。今までのやり方ではないこと。
- 「捨てる習慣」:自分が持っている良くない習慣を捨てていく。
- 「鍛える」:トライアスロンやる人や走る人が増えている。
- 「ピアプレッシャー」:1人だとなかなか続かない。「あいつも頑張っているから自分もやろう」という相互作用。チームを作って人を巻き込んでいくうちに逃げれなくする。
最後に
When the going gets tough, the tough get going.
(Joseph Patrick Kennedy)
トークショー(司会:干場社長)
干場さんが司会となって本田さん、田島さんのお2人からいろいろと聞きだされておりまいした。ワークスタイルがまったく異なるお2人の生活って成り立つのかどうか。ボクはそういったところに関心がありましたが、話の流れは最初からその方向でした。
本田さんは短期集中型で5時半には会社をあがっていたそうです。一方で、田島さんは深夜までどっぷり仕事。ワークスタイルはかみ合いそうにもないお二人でしたが、ライフスタイルは近いとのことでした。相手のワークスタイルへの理解と必要最低限の干渉?でうまくいっているのかなーと思いました。
「場内からも質問を」とのことで、愛妻家の大田さんが「家庭円満」について質問。ここでも、やはり「お互いを理解して自分の考えを押し付けない」と、お二人とも言われていました。干場さんが「相手を受け入れるってことですね」と言われておりましたが、受け入れているつもりでも押し付けていたり、身近であればあるほどやってしまいがちです。ボクの場合は相手に対する甘えもあるからかも知れません(^_^;)
■最後に「仕事と人生へのアドバイス」
<田島弓子>:若い人はどれだけいいものをつくれるか。仕事に一時、おもいっきりはまってもいいのではないか。
<本田直之>:この時代に萎縮して何もやらないのはよくない。自分でどうするか。この時代のチャンスをぜひ活かしてほしい。
余談
会場の丸善を出たあと、干場社長と遭遇しました。一緒にいた友人たちと写真をとっていただきました。移動中のお忙しい中、快く一緒に写っていただきました。ありがとうございました<(_ _)>。